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ロードバイク乗りがタバコを辞めて半年 変わった体の変化について

投稿日:2018年11月2日 更新日:




ロードバイク乗りはタバコ吸っちゃいけいの!?

自称ヒルクライマーの私が突然の禁煙宣言をしてから、早いもので5ヶ月が経過しました。

そう、禁煙を開始したのは、忘れもしない 2018年6月1日午後15:00 でした。

(禁煙開始=最後の1本を吸い終えた.....笑)。

 

残った数本のタバコは後日友人に譲り、私の25年間の喫煙者生活は終わったのです。

 

な~んて......重々しい雰囲気のもと始まった記事ですが、あれから1本も吸っていないか?と言うと、実はそうではありません。

飲みに行くと周りが吸うので、実は2~3本吸いました.....。

 

数ヶ月前にも禁煙に関する記事を掲載しましたが、かなりの反響がありました。

こちらの記事です。

 

 

反響が大きかったとは言っても、実際のところ数多くのコメントを貰ったという訳ではなくて、検索流入から上記の記事を御覧頂いたビジターの皆様のPV数が意外に多かったという事実に基づいてのお話でございます。

 

 

 

禁煙に至った経緯

これは当然ながらロードバイクで速く走りたいからです。

特に私はヒルクライムが好きなので、ヒルクライムのレースで過去の自分よりも速いタイムでゴールしたい、同年代の選手に負けたくないという強い志を抱いての禁煙宣言でした。

 

まぁ、とにかく......坂道がしんどいんです。

これはヒルクライムが嫌いとかそういう話じゃ無いですよ。

純粋に坂道を登り始めると、心拍が一気に180bpm(自分のMAX心拍:185)まで上昇するのです。

ロードバイク復帰約2年が経過しましたが、今までが今まで(20年間なにもスポーツしていない)だったので、ただの運動不足だと思ってました。そして、その運動不足はのちに解消するものだとばかり思ってました。

が、違いますね。

 

リザルトトップの選手たちはまず、タバコなんて吸ってない!。

勿論、基礎体力とか脚力とか心配能力とか、はたまたトレーニングの質とか量とか、ロードバイクの性能の差とか......比べたらキリが無いですが、決定的な違いは

 

タバコを吸ってるか吸ってないか

 

って事です。

 

プロ野球選手やその他のプロの選手など、勿論世界最高峰のツールを走る選手であってもタバコを吸う方は意外に居るんだそうですが、まぁ、日頃のトレーニングの量とか質とかからして違うプロとホビーライダーを普通に比較しちゃいけませんね。

人は人、自分は自分です。

 

男性A
ライバルに勝ちたく無いのか!
勝ちたいです!
自分
男性A
ヒルクライムとタバコどっちが大事なんだ!?
ヒルクライムです!!
自分
男性A
禁煙しないのか!?
しま~す!!!!!!
自分

 

ちなみにこの「友達」とは、自分のこころの中の架空のトレーナーです(じぶん性格暗ぃな....)

という訳での禁煙スタートでした。

 

意外にあっさりと辞められました。

自転車の事となると、結構あっさりと辞められるみたいです。

 

 

禁煙から5ヶ月で起こった体の変化は!?

前回記事には禁煙開始からの時系列による体の変化(いい意味で)が乗っていますが、では開始5ヶ月が経過した私の体は医学的?根拠に基づくと、現在はどのようになっているのでしょうか?。

 

  • 3ヶ月経過の時点で、血液中のニコチンがほとんど無くなる
  • 心臓などの循環器系の機能が改善する
  • 肺の機能が30%回復する

らしいのですが、実際のところはどうなのでしょうか?。

禁煙5ヶ月で体に起こった変化について、洗い出してみます。

 

【血液中のニコチンがほとんど無くなる】について

3ヶ月経過の時点で血中のニコチンが殆ど無くなるという事ですが、これは血液検査となしなきゃわからないレベルの話です。

確かに喫煙時代は、しばらくタバコが吸えない環境(会議中とか乗り物の中とか)から脱した瞬間の一服時、体中にニコチンが周ってクラクラする感覚というものを体が覚えています。

その一方で、仮に禁煙したからとて、そのニコチンが血中から無くなったという感覚(実感!?)が分かる人って人間のレベルの話じゃないですよ。

そんなのわかんないですもん。

まぁ、なんとなく体が健康体へと向かっているのが何となく手応えとしてあるような感じでしょうか.....。

 

【心臓などの循環器系の機能が改善する】について

これほどはっきりと分かる事はありません。

何故なら、心臓の機能は心拍計でデータ取りすることで数値化して純粋に比較できるからです。

これについては、以前に掲載した記事中に心拍の変化した数値について触れていますので、そちらを参照してください。

 

 

上記の記事では、禁煙から1ヶ月の経過で最大心拍が6bpmほど下がっています。

 

改めて、禁煙する前の心拍のデータと比較します。

近所の山にヒルクライムに赴いた際の心拍データですが、禁煙前ですので2018年の5月のデータです。

5kmほど平坦地を走ったあとに約十数kmのヒルクライムをしています。

ヒルクライムに突入した時間は、下記グラフの横軸で大体20分辺りからです。

禁煙前

最大心拍は175bpmでした。

この時の175pbmは、自分にとってはかなりしんどい心拍域です。

 

禁煙5ヶ月後のデータがこちら

禁煙前と全く同じコースを走ったときの5ヶ月後の心拍データです。

最大心拍は以前の記事に掲載したグラフの1ヶ月後のデータとほとんど同じ167bpmですが、注目していただきたいのはヒルクライム後半の心拍です。

禁煙前は横軸(時間軸)が右側に進むに連れて心拍が上がり基調になっていますが、禁煙後はなんと!、後半になるに連れて心拍が安定し始めます....というか下がっています。

禁煙5ヶ月後

2つのデータを比較すると、時間軸の幅が一緒ではないのが分かります。例えば、時間軸の一番右側のタイムですが、禁煙前は「0:43:54」つまり43分54秒ですが、禁煙後は「0:36:28」36分28秒です。

同じコースですので同じ距離を走っています。スタートからヒルクライムのゴール地点、つまり頂上までのデータです。

おわかり頂けましたか?

タイムを7分縮めています。

これはヒルクライムのタイムが劇的に縮まったというより、実際のところヒルクライムセクションに入る前の平坦地の巡航速度が上がっている事でタイムを稼いでいます。

 

どうでしょう?禁煙後5ヶ月が経過すると、心肺機能はここまで改善します。

心拍が安定すると、結果的にタイムが縮まります。

こうして純粋にデータで比較することで、皆さんにも分かりやすく説明する事が出来ます。

実際に数値で比較してみたことで一番驚いているのは自分自身ですから....笑。

 

心拍が上がりづらくなるという事は、息切れが起こりづらい、もしくは息切れが起こるタイミングが遅くなるか早く収まるか、ということになります。

端的に言うと、楽にペダリングが出来るようになりますよ。

 

 

【肺の機能が30%回復する】について

ズバリ言いましょう。

これははっきりと分かります。

日常生活で言うとですね....分かりやすく言うと深呼吸が出来ます。

そう、例えるなら小学校のラジオ体操を真面目にやっていたときの最初と最後に行う深呼吸に近い感覚です。

空気をイッパイ肺に吸い込んで吐き出すという特に何のヘンテツもない作業なんですけど、これは喫煙時代にはアリ得なかったくらいに深呼吸が出来るようになります。

喫煙中は、肺の中に喫煙時に取り込んだ煙が陣取っていて、肺の中の空気を100%入れ替えるという作業は絶対に出来なかったのです。

喫煙を辞めてから時間が経つにつれて、肺の中の煙も徐々に無くなっていく訳ですから、時間が経てば経つほどによく分かります。

ワークアウト中のアスリートは特に、多くの酸素を口から取り込んで肺に貯め、血液の中に酸素を含ませて体の細胞や筋肉に届ける事で運動を持続させる事が出来るわけです。

要は単位時間帯当たりに出来るだけ多くの酸素を取り込んで体の器官や細胞に届けたほうが、より高いパフォーマンスが出来るのです。

 

 

禁煙したことでの意外な体の変化について

その他、ロードバイクには直接関係の無いことですが、禁煙したことでこんな嬉しい体の変化がありました。

 

 

咳き込まなくなった

小さい頃から喘息気味で気管支が弱かった自分が社会に出てからというもの、タバコというもののご厄介になったことで、常日頃から咳き込む事が多くなりました。

30代から40代のあたりで特にひどくなり、空気の乾燥しがちな会議中やセミナー会場などで死にそうなくらい咳き込む事が多くなってました。

なので龍角散ダイレクトは手放せませんでした。

財布に必ず入れてました.....笑。

人間とはとても自分に都合の良いように考える生き物で、私は単に「加齢によるもの」とばかり思ってましたが、実はこれは喫煙によるものだったという事が分かりました。

事実、思い起こせば、禁煙を始めた直後から咳き込む事が全く無くなりました。

ほんとに直後からです。

なぜなら龍角散を月に2箱程度買っていたのが、禁煙を堺に全く買わなくなってました。

タバコ2カートンと龍角散2箱。

結構バカにならない値段になります。

 

カラオケで高音が出るようになった(笑

40代のおっさんが「カラオケで高音が出るようになった」なんて喜んでたらドン引きされそうですが、これも実話です。

恐らく、喉の事なので、先述の「咳き込まなくなった」と関係があるのかも知れません。

20代の頃はラルクとかミスチルとか平気で歌っていた十八番が、加齢とともに声が出なくなり気がつくと選曲しなくなっていました。

ところが先日、たまたま県外のヒルクライムイベントに向かう車内で、流れている音楽を口ずさんでいると、しばらく歌ったことのない楽曲だったのに普通に声が出た事に感動。

もともとキーの高い歌を好んで歌っていた自分にとっては、40代になって辛い禁煙を始めた事による嬉しいご褒美のようでした。

余談ですが、こんな嬉しい効果が出る方も居るかも知れませんよ。

 

 

あなたにとって必要な「志」をしっかり持って

この記事を読みに来てくださった方は、ロードバイクをやっていながらにして禁煙しようかどうか迷っている方が大半であると思います。

私も最初は禁煙などするつもりもありませんでした。

20年のブランクを経てロードバイクを42歳で再開してからというもの、ヒルクライムレースに出る度に同年代のライバルたちに、スタート直後からぶち抜かれてしまう自分が悔しくて許せなくで、どうしようもありませんでした。

「同じ人間で同じ世代なのに」

20年のブランク開けの時点では、高校時代に買った25年モノのクロモリロードに8000系アルテグラと7000系105の混合コンポを組み直し、重~いクロモリバイクに鉄下駄で走ってました。

しかし、ヒルクライムで同年代に散々ぶち抜かれて、結果最後から〇〇番目...という成績でゴールしていた自分は、「このままでは駄目だ!」とニュータイプ!?に覚醒しようとしていました。

結果、アムロやカミーユのようなニュータイプにはなれませんでしたが、自分を変えるためにはまず、意識を変えて、そして行動から変えなければなりません。

まず禁煙を始めました。

ロングライドの回数を増やし、1ヶ月に走る距離を100km程度から200km以上に増やしました。

自分を奮い立たせるため、イベントやレースには積極的に参加しました。

禁煙を志して結果成功したことを受けて、フルカーボン・フルアルテグラのエアロロードを購入しました。

エアロロードは禁煙した自分に対してのご褒美...という訳ではないのですが、禁煙をした時点で「自分のロードバイクに掛ける思いは本物だ」という核心があったからこそ、「自分にとって自転車にはお金を掛ける価値がある」と判断した結果でした。

ロードバイクをきっかけにして禁煙が成功したのだから、ロードバイクは自分にとては救世主のようなもの。

じゃなきゃ、数十万の自転車なんか誰が好き好んで買いますか?という話になってしまいます。

 

必要な事は、禁煙する上での「志」です。

どうして禁煙するのか?というゴールをしっかり設定して、禁煙したのちの将来の自分を見据えながらしっかりと志を持つことで、きっと禁煙は成功すると思います。

 

禁煙を始めてみると、意外にあっさりと辞められました。

周りからヘビースモーカーの異名をつけられていた自分がです。

紙巻きメビウスとIQOSの両方を常に持ち歩いていた自分がです。

 

「志」がブレていなければ、絶対に辞められます。

 

 

 

まとめ

今回は禁煙開始後に起こった体の変化について書いてみました。

愛煙家にとって禁煙はとても辛いものです。

しかし、禁煙することによって得られる効果は今回の記事で紹介した通りです。

ましてやロードバイク乗りにとって見れば、結果的にタイム短縮につながるという願ったり叶ったりの恩恵が待っています。

ホビーライダーのままで良いのであれば無理に禁煙に迫らなくても良いかも知れませんが、ヒルクライムやクリテリウムで今以上の結果を残したいのなら、今日からでも禁煙すべきです。

無理にとは言いません。

決めるのは、この記事を読んで下さったあなた次第です。

 




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