ロードバイクが長続きしない
ロードバイクが長続きしないという悩みを持たれているかたがいます。
決して安い買い物ではないロードバイク。買ったはいいが、ワンシーズン乗っただけでそのまま部屋のオブジェでは勿体ないです。
長続きしないそもそもの理由を考えるには、どうしてロードバイクを始めたのか?というきっかけをまず探らなければなりません。
健康のためとか、ダイエットのため、友達に薦められた、かっこよかったから、ツールに憧れて、ただ何となく.....など。
すぐ飽きる理由には様々な理由も考えられますが、今回はその原因と対策を考えてみたいと思います。
ロードバイクが好きな人と飽きた人
すぐ飽きる理由を考えるときは、飽きない人(好きな人)との比較をしてみるのが一番ではないかと思います。
ロードバイクが好きな人
ロードバイクが好きな人は、次回ロードバイクにいつ乗れるかを妄想しながら仕事をしています。
次にのれるとしたら、何処に行くか?、誰と行くか?、どんなコースで回るか?、を考えながら。
次のボーナスで何を買うのか?軽量ホイール、パワーメーター、サイクルコンピューター、どれを買うかを常に考えています。
ロードバイクに飽きてしまった人
憶測ですが、どうしたらロードバイクを高く売れるかを考えているのでは!?。
友達に安く譲るか、ヤフオクに出品するかなどで悩んでいるのでは?と思います。
飽きてしまったそもそもの原因
ロードバイクの良さを見い出せたか?
ロードバイクで飽きてしまった人は、ロードバイクを所持している期間中にロードバイクの良さを見いだせなかったのではないでしょうか?。
一人でゆったりロングライドでも良いですし、仲間や友達とまったりロングライドでもよし、ロードバイクで走る事でクルマとは違う自然と一体になって走る爽快感を感じ取られたか?、ロードバイクに乗る前には想像出来なかったスピードで走るロードバイクにどのくらいの衝撃を受けたか?。ロードバイクによって世界観や生活のリズムが変わった事例がどれだけあったかはとても重要だと思います。
イベントに参加したか?
一人で走るのが好きな人は、一人であっても黙々と走るものです。
一人が好きなサイクリストは仲間を必要としないですし、ひとりでも平気でロングライドにも出かけますが、飽きやすい人の中にはもしかしたらロードバイク仲間が少なかったのでは?と推測します。
イベントに参加することで仲間が増えたり他の人と一緒に走ることでの楽しさを発見することも多々あります。同じ趣味で同じ目的や意志の共有が出来る仲間の存在というのは実はとても大きいものです。中学・高校時代に体育会系の部活をやってきた人なら、一緒に苦楽を共にした仲間の存在は貴重であったという認識があるはずです。自転車にもそんな仲間の存在があるという事実に気づいて欲しいと思うところです。
目標があったか?
飽きる一番の原因はこれであると思います。
ロードバイクを購入したときと購入してからでは意識や目的が変わることがあります。例えば、購入する前はただポタリングにだけ使おうかなと思っていたところ、突然レースに出たくなったりとか。
一番のおすすめはヒルクライムでもクリテリウムでもロードレースでも良いんですけど、はやりレースに出て闘争心を湧き立たせて欲しいと願うところです。ロードバイク乗りは基本的に自己満足家で負けず嫌いが多いです。ライバルが自分よりいいバイクに乗っていたりいいパーツを付けていると、それだけで負けた気がしてしまい物欲が増してしまうものです。
それと一緒で、何気なくレースには出てみたものの、あまりの自分の遅さに驚愕してしまいトレーニングに明け暮れて、気がついたら速く走るための事しか考えなくなってしまったという事。
このように、目標がないと自分を見失いやすいものです。
ヒルクライムで例えるなら、なにも表彰台を目指さなくても自己ベストの更新を目標にするだけでも立派なモチベーションにもなりますし、向上心を持ち続ける事で人は
飽きないための目標設定
まずもって、何事でもそうですが、目標のない人生はまずつまらないです。
何歳で結婚して何歳で家を建てて、何歳までに昇格したい、何歳で独立して、何歳で自分の店を持つなど。
前項で先述したように、目標のないロードバイク生活もつまらないものです。一人でポタリングするのをロードバイクの糧としている方もおりますが、大概そのような方はロードバイク歴が極端に長いシニア世代の方などです。勿論、若い方も居ます。ロードバイクとの付き合い方、過ごし方は色々なスタイルがあっていいと思います。
ただ、飽きてしまう人に取り敢えずやってほしい事は、ヒルクライムレースに一度出てみてほしい。
ヒルクライムを苦手とする方も居りますけれど、自転車乗りに坂道を避けて通ることは決して出来ないのです。何故なら日本は島国で、国土の72%が山であり平地が少ないからです。
それでも坂がキライな人はヒルクライムなんて出ないのでしょうけれど、ヒルクライムに出て自分が遅いという事実に直面したときに、「もっと速く走りたい!」と思いうか「もう山はいいや....」と思うかだと思います。後者であれば、ロードバイクは降りて然るべきかもしれません。でも、前者であるのなら、新たなロードバイクの新天地が見えるかも知れません。
ロードバイク乗りは基本的に自己満足家であり負けず嫌いです。
自分よりも速い人がいるという事実を目の当たりにすると、悔しくてトレーニングやダイエットに勤しむはずです。ヒルクライムでスタート直後にどんどんと同クラスの方に置いていかれるのは本当に辛いものです。
是非、ヒルクライムに出て己を試してみて下さい。
ヒルクライムはライバルとの戦いである前に自分との戦いです。
自分に打ち勝たねばライバルを登りで追い抜く事は出来ません。
だからヒルクライムは面白いのです。
もしかしたらヒルクライムで火がついて、さらに何らかのスイッチが入るかも知れませよ。
まとめ
飽きっぽくてロードバイクを降りようと思っている人、是非一度最寄りのヒルクライムレースに出てみて下さい。
人生観が変わると思います。
キツい登りの中では色々と考える事があります。
どうしたら速く楽に登れるか?、どんなトレーニングをすればヒルクライムが速くなるのか?。
そう考えられるようになったら、飽きっぽいを通り越してロードバイクの虜になってしまっているのかも知れませんよ。