ロードバイクが人生を熱くする

カンパニョーロZONDAC17とシマノRS010の重量を比較してみた

2018年11月17日

ホイールに求める性能は人それぞれ

ロードバイクを購入したばかりの初心者の場合、身の周りの必要な備品であるサイクルジャージやサイコンがある程度揃ってきたら、次に目指すべきは軽量ホイールでは無いでしょうか?。

軽量ホイールについての細かい事は、下記の記事で詳しく書いています。

 

 

カンパニョーロ

カンパニョーロはロードバイク用コンポーネントやホイールを製造するイタリアのメーカーです。

日本のシマノ、アメリカのSRAMと同様に、コンポーネントの世界3台メーカーのうちの1つに数えられます。

日本でも多くの愛好家で親しまれる老舗メーカーです。

一般的にはコンポーネントにおいての知名度が高いかと思いきや、軽量ホイールにおいても初心者ユーザーからプロがレースで使用する高級カーボンホイールに至るまで、そのユーザー層の広さが製品に対する信頼の証でもあると言えます。

 

ZONDAに投資する理由とは!?

そんな私が長いロードバイク人生において、初めて軽量ホイールと呼ばれる商品を購入したのが、このZONDA(ゾンダ)です。

ロードバイク業界においてあまりにも有名な製品であるこのZONDAは、初心者が一番最初に購入するホイールにおいて、最も安くて性能が良いという評判のホイール。チョイスする方も非常に多いです。

恐らく、全世界で一番売れているホイールでは?と思えるほど。あながち間違いでは無いかも.....。

 

2018年11月のネット販売での実勢価格は、40,000円から50,000円前後です。

 

ホイールで50,000円と聞くと初心者の方からすると「えっ!?高~......」と思うかも知れません。

しかし、その5万円を投資しただけの価値がZONDAにはあります。

また、この軽量ホイール5万円の投資に対して、「高い」という意識が低くなっていれば、あなたはもうロードバイク沼にどっぷりと浸かってしまっている方とお見受け致します。

 

 

ようこそ、「ロードバイク泥沼へ....」

 

笑。

 

 

投資した金額に対する体感的な満足度という指標があるとすれば、「満点5」の★で表現するとZONDAは ★★★★★ であると断言します。

何故か?。

投資した価格に対しての軽さの比率が高い、つまりコストパフォーマンスが高いという理由です。

 

軽量ホイールは、その呼び名の通り軽くなければ意味がありません。

 

ホイールを構成する部品郡で一番重量があり剛性と強度が問われるのがリム部分ですが、諸先輩方は

 

「重要なのはホイール全体の重要よりもリム重量だ!」

 

とおっしゃる方もいらっしゃいます。このブログは初心者の皆さんにもロードバイクの全てを分かりやすくお伝えするためのブログ。

なので、ここではホイール全体の重量という事で話を進めます。

 

一般的に完成車に付いてくる鉄下駄(重い)と言われるホイールの重量は前後合わせて2kg台といわれています。

ZONDAはメーカー公表値で、前後重量1,59kg(ホイールのみの重量)と約400gも軽くなっています。

 

軽量ホイールに交換すると何故そんなに良いのか?は、冒頭で紹介した記事のリンクを見ていただくとして、実際にZONDAに交換した際に、以前履いていたシマノのRS010との重量比較のレビューをしてみたいと思います。

 

 

カンパニョーロZONDAとシマノRS010の重量比較

では、シマノの RS010 と ZONDA の重量を比較してみます。

 

 

このブログでも「ロードバイクの軽さは武器になる」と常々申し上げておりますが、ロードバイクで一番重くて大きいパーツはフレームになります。

T700系カーボンフレームで、フレームのみの重量は約1kgを超えるか超えないか?というところです。

フレームのみで1kgですよ!、スゴい時代になりましたね。

 

シマノ RS010【リヤ】

で、フレームの次に重いのはズバリホイールになります。ここでは「前後合わせて」では無くて、フロント・リア単体で考えます。

タイヤ・ホイール込、リアに関しては7000系105スプロケ11速を組み込んだ重量で比較してみます。

<パーツ詳細>

ホイール:シマノRS010
タイヤ :IRC ROADLITE 700×25c
チューブ:コンチネンタル Race28 700×20-25C 仏式42mm

スプロケ:シマノ7000系105 11速
総重量 :1,787g

タイヤ、チューブ、スプロケを組み込んでのシマノの鉄下駄の総重量は1,787gです。勿論リアのみの重量です。

 

 

カンパニョーロ ZONDA C17【リヤ】

カンパニョーロのZONDAの重量を測定してみます。

出来るだけ条件を同じにするために、タイヤ以外は同じものを使用しています。

<パーツ詳細>

ホイール:カンパニョーロ ZONDA C17 クリンチャー
タイヤ :コンチネンタル グランプリ4000SⅡ
チューブ:コンチネンタル Race28 700×20-25C 仏式42mm

スプロケ:シマノ7000系105 11速
総重量 :1,483g

重量は驚異の1,483g。もちろんタイヤ、チューブ、スプロケ込 リア全体の重量です。

 

 

シマノ RS010【フロント】

<パーツ詳細>

ホイール:シマノRS010
タイヤ :IRC ROADLITE 700×25c
チューブ:コンチネンタル Race28 700×20-25C 仏式42mm

総重量 :1,518g

 

 

 

 

カンパニョーロ ZONDA C17【フロント】

<パーツ詳細>

ホイール:カンパニョーロ ZONDA C17 クリンチャー
タイヤ :コンチネンタル グランプリ4000SⅡ
チューブ:コンチネンタル Race28 700×20-25C 仏式42mm

総重量 :1,235g

 

 

 

 

総重量まとめ

グラフでまとめます。

  シマノ RS010 カンパニョーロZONDA C17
フロント 1,518g 1,235g
リヤ  1,787g 1,483g
3,305g 2,718g

 

タイヤがIRC ROADLITEからコンチネンタルのグランプリ4000SⅡに変わってます。

タイヤの重量はほぼ一緒です。

シマノRS010のフロント・リヤの総重量は3,305g、ZONDAは2,718g、重量差は驚愕の587gです。

 

ホイールのみで ▲0.6kg のダイエットが出来ました。

ホイールの軽量化は、その全体重量を下げる効果以外にも恩恵があります。

ロードバイクはペダルを回す事でリアホイールを回転させ推進力を得ます。

つまり、ホイールには遠心力が加わりますが、その遠心力を生み出すのもペダリングによるもの。

ペダリングには脚を使います。

リアホイールが軽ければ軽いほどホイールを回転させる力、すなわちペダルに加える力(パワー)は少なくて済みます。

つまり、脚が疲れにくくなる、巡航速度、最高速度が上がる、脚の売り切れが遅くなる、結果タイム短縮に貢献出来るという恩恵が期待出来ます。

 

 

 

ZONDAを履いたロードバイクのショット

クロモリロード

シマノRS010からZONDAに前後換装したクロモリロードバイクです。

クロモリの細くてスタイリッシュなフレームにも十分に合いますね。

 

エアロカーボン

太い独特のエアロ仕様のバイクでも十分に存在感を示してます。

が、やはりエアロカーボンだったら、50mmのディープリムを履かせたいところか....。

 

 

まとめ

たかが600g、されど600g。

この600gの小さな差がヒルクライムの後半頂上付近、あなたの脚が売り切れるタイミングを遅らせてくれるのは間違いありません。

ホイールは金額が高くなればなるほど軽くなるか?というと決してそうではありません。

高いホイールであれば有るほど購入する際には慎重になると思います。

ZONDAは5万円前後で買えるホイールであり、重量も600gのマイナスの恩恵を受けられます。

この5万円で購入できるホイールの中では抜群のコストパフォーマンスを誇ります。

軽量ホイールを検討されている方は、是非候補の1つにあげてみる事をオススメします。

 

次回は実際にZONDAを履いて走ったレビューとタイム比較なども掲載したいと思います。

それでは。

 

 

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