ロードバイクが人生を熱くする

サイクルコンピューターと活動量計データを統合管理出来るアプリは無いものか?

2018年12月4日

心拍計とサイクルコンピューターについて

今日ワークアウト・ダイエット系アプリについての話題です。

 

ロードバイク乗りはサイクルコンピューターに対して、私を含めて偏見的なこだわりを持っている人が多いです。

そして、トレーニングの頻度が上がりトレーニングに対しての質を求めるようになると、やがて心拍計が欲しくなってくるはずです。

心拍計を使うメリットはいろいろとあるんですけど、それは下記の記事を参照してください。

 

 

そして今日は活動量計などのデータも含めた統合管理アプリついてなんですけど、なかなかいいアプリに出会えないというお話です。

 

活動量計とは、手首から心拍を計測して活動量を計測すると同時に、歩数計機能も備えていてそれらのデータをもとに消費カロリーを計算して、フィットネスデータとして役立てていくというものです。

 

 

 

最近の傾向からすると、活動量計自体がスマートウォッチ的な役割を果たす製品が増えてきました。

私は持っていませんが、アップルウォッチもその1つになります。

 

以前使用していたEPSONの活動量計についてレビューを兼ねて、色々書いてみたいと思います。

 

 

日本企業のフィットネス製品に思うこと

ちょっと話がそれてしまいますが、自転車乗りにとってのサイコン(サイクルコンピューター)ですが、現在では実に多くのメーカーからサイコンが発売されています。

ガーミン、ポラール、レザイン、iGPSPORTS、もちろん我らが日本製の根強いキャットアイファンもいらっしゃいます。

私はiPhoneユーザーでサイコンはGarminユーザーなのでが、ガーミンから取得したデータはガーミンが提供している無料のサーバー”GarminConnect”に自動的にアップロードされます。このデータはiPhoneのデフォルトアプリである”ヘルスケア”でも一部のデータが連携されて記録こそしてくれるものの、そのデータとは、走行距離、エクササイズ時間、アクティブエネルギー程度のものです。

せっかくガーミンで様々なデータを扱っているのだから、そのデータをもうちょっと活かして欲しいところ。そのサイコンから得られた走行データなどを元にして、フィットネス計のアプリと連携させられるような、もっと気の利いたアプリが欲しいな~と思うところなのです。

最もこれはiPhoneのヘルスケアアプリが全くもって使い物にならない事が一番の問題。

まぁ、アップルのデフォルトアプリに全てを求めてはいけないというごもっともな意見もありますが、もう少しマシなアプリ開発をしてほしいものです。

最終的には、先述のサイコンの走行データなどと合わせて、体組成計(体重計の進化版)から得た身体情報、そしてそれらを統合的に管理出来るスマホのフィットネス系アプリが欲しいという話でございます。

言葉で説明するよりも、下のこのような相関図です。

 

 

こんなブログを運営しておきながら、相変わらず言葉で説明すのがちょっと苦手です。つまり、理想としては上のような相関図になるんですが、実際にこのようなアプリがあったとすると1つのアプリ自体で扱うデータ量がハンパ無くなってしまうので、現実的には厳しいと思われます。

通常であれば、サイコンで得られた情報はGarminConnectやSTRAVAだけでも十分に活用出来るというものですが、これにダイエットの要素も加えられたら最強のワークアウト&ヘススケアアプリが出来上がるのではないか?と思うところです。

 

 

ワークアウト+ヘススケア系アプリ連携のメリット

実際にワークアウト+ヘルスケアのアプリを連携させるメリットって何だろう?って話なんですけど、これには私が2018年12月現在ダイエット中であるという事実も相まっているんですけど、要はダイエットデータとロードバイクでのワークアウトと食べたもののカロリーを総合的に管理してくれるアプリがあっても良いんじゃないか?と思っている訳です。

ロードバイク乗りで実際にロードレースやヒルクライムでレースに出るものにとってみれば、ウェイト管理も重要な体調管理要素になります。

レース直前に体重計に乗ったら2キロ太っていた.....ではお話になりません。

ロードバイクのみならず、マラソンや水泳、トライアスロンなどの競技をしているものにとってはワークアウトとヘルスケアは切っても切れない関係にあると私は思います。

 

現在の私は、タニタの体組成計連携要アプリ "HealthPlanet" 、ワークアウト記録用に "STRAVA"、食事管理用に ”あすけん” の3つのアプリを併用して使っている訳です。

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↑エラーが出てますが、クリックするとAppstoreの”あすけん”に飛びます。

 

これらのデータを一元管理出来るアプリというのは技術的にも難しいかも知れませんが、せめてデータを融通し合うだけでも良いと思うのですが、なかなかそれも難しんですかね?。

そもそも、iPhoneデフォルトのヘルスケアがもうちょっと使えるアプリであれば言うことなしなんですけど、悲しいかなアップルはハードウェアに関しては文句ないですが、この手のソフトウェアは弱いですね。AppleWatchも作っておきながら、この辺のデータを有効利用できるようなアプリ開発に本腰を入れても良いような気がします。

いや、アプリ系は黙ってサードーパーティー製にまかせておくのが無難でしょうか......。

 

 

EPSONという会社について

2年ほど前、心拍計としてEPSONの活動量計である PS-600B という製品を1年ほど使用しました。

この活動量計は、心拍を測ってダイエットなどに役立つ機能が揃っている時計であるにも関わらず、通信方式がBluetooth接続なので当時使用していたキャットアイのサイコンとの互換性が無かったのが事の始まりでした。

もちろんキャットアイにもBluetooth接続のモデルもありますが、当時使用していたモデルは一世代前のモデルであったためBluetooth接続ではありませんでした。

同じ日本製であるEPSONとCAYEYE。

キャットアイという会社の製品については、モデルラインナップのスパンが長いので、一世代前の古いサイコンが普通に在庫としてネット上でも普通に流通しているので、よく調べてから買わないと消費者が損をしてしまいます。

日本の製品は、その一つ一つを見るととても素晴らしい製品でジャパニーズクオリティーも確かに分かるんですけども、1世代前の製品とはいえ他社との互換性などを全く考えていない。

その中でもBluetooth通信規格については、このところの製品間通信を制御する方式としては一番使い勝手がよく多くのメーカーでも採用している、言わば世界標準にもなっている方式ではあります。

 

おそらく、双方の企業の開発の段階では、お互いの製品を合わせて使うであろうという想定などもちろん無かったことでしょう。

活動量計に至っては後発のEPSONという会社。

EPSONの活動量計を単体で使う分にはとてもいい製品です。

しかし、他社とくに諸外国の製品などのモデルとの互換性がないのはどうも頂けません。

現在のサイクル業界はBluetoothとANT+規格の双方に対応しているのが当たり前となっていますが、日本の業界はBluetoothオンリーです。

CATEYEは最近ようやくANT+に対応するようになってきました。

 

EPSONの活動量計とアプリの酷さについて

EPSONには自社製品である活動量計専用のアプリである EPSON PUNSENSE Biew というアプリがあります。

 

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基本的にはジョギングやウォーキング、マラソンランナー向けに開発したであろうこの製品ですが、説明書きには自転車系のワークアウトにも使えるとのこと。

特に自転車(ロードバイク)のワークアウトでも使うであろうという想定で私はEPSONの活動量計を2年前に購入しました。

実際にロードバイクに乗ってのワークアウトを開始しました。当時はスマホをドロップハンドルにくくり付けてRuntastuck roadbikeというアプリで走行中のデータを管理していました。

走行後にはEPSONのアプリ PUNSENSE Biew で活動量計のデータを確認しました。

 

目を疑ったのですが、自転車で走った走行距離が反映されていません。

これには私が使用していたモデルにGPS機能が備わっていなかったというオチもあったようです。

しかし、EPSONが活動量計の受け皿として使っている PUNSENSE Biew には、ワークアウトのカテゴリーににロードバイクもしっかりとあるのです。

 

 

なのに、何故自転車の走行距離が出ない!?。

 

 

という矛盾。

先述の通り、そもそもこの製品はジョギングをやられる方専用に開発されたと考えるべきでしょう。

活動量計には歩数計の機能がありますが、活動量計が振動を拾った時点で歩数とともに移動距離をカウントしているらしいのです。

自転車に乗れは徒歩による振動が無い訳だから、移動距離の計算ができなくなるとのこと。

最初からそれが分かっていれば購入は控えたであろう大失態でした。

最も、このEPSONのアプリ自体がフットネスの総合管理ソフトではないために、私がいろいろと想定し過ぎてしまった、そしてリサーチ不足だった事もそもそもの要因でありました。

ちゃんと下調べしないで衝動買いした自分が悪いのです。

 

まとめ

ロードバイクのワークアウトデータも記録出来ると謳うのであれば、是非とも製品ごとに統一感をもたせてほしいと願うところです。

通信規格もBluetoothとANT+の2つは双方に対応していないと、結果的にユーザーの期待と信頼を裏切り、今後は製品の生き残りすら怪しくなるのでは?と思います。

日本の企業文化なのか、独自の通信方式を採用したがるのは昔からの話ですが、電子機器では世界でもトップクラスの実力を持っているはずの日本が、自転車の電子機器の分野では実は一番遅れているという事実も目の当たりにしました。

いや遅れているというよりは、自社製品の開発と企業同士の競合に煽られて、他社製品と足並みを揃えない....。ユーザーからするともどかしさしか残りません。

通信規格で他社との足並みを揃えて始めて、各企業間で製品開発に力を入れて頂ければ良いのですけど、日本という国ではそれすら難しいのでしょうか?。

諸外国製品を根本から見習うべきです。

 

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