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八幡平ヒルクライム2020 参加記録

2020年8月31日




目次

八幡平ヒルクライム2020参加してきました

今年で3回目の大会となる八幡平ヒルクライム2020。

未曾有のコロナ禍のなか当初は開催が危ぶまれましたが、八幡平ヒルクライム実行委員会と行政のご尽力もあり、岩手県内では2020年唯一無二のヒルクライムレースとなりました。

そう気になりだしたら止まらない......それは当日の天気予報ですよ!。

東北地方に接近した低気圧の影響で30日(日)はあいにくの雨予報。しかも降水確率90%。

これって降らないほうが奇跡。

八幡平に向かう道中、午前3時の時点から岩手県内の天気はすでに雨模様でした。

今年は濡れる覚悟で走るつもりです。

 

 

Youtubeチャンネル

動画はこちらです。

レース編

 

Vlog編

 

Vlog編の動画は、現状のところ過去イチ編集に時間を掛けました。

その分、完成度は今までの動画よりも高いんじゃないかな?。

ただ、肝心のスタートの瞬間、GoProがまさかの停止状態だったのにはショック。気がついたのがスタート5分後くらい。

いい製品だけに、海外製品ってこういう不測の事態が多いところがとても残念。

その他、雨の日の撮影だったので、レンズについた水滴を払う気遣いが必要だったこと、同じく水滴がマイク穴を塞いでしまっていて音声がしっかり撮れていなかったりと、撮影自体は踏んだり蹴ったりでした。

しかしながら、いい勉強になりました。

次回の雨天時には絶対に同じ過ちは繰り返しません。

ロードバイクと同様に、撮影編集も精進して参ります。

 

 

2020年参加者(自己調べ)

気になる参加者ですが、

エントリー  364名

出走     274名

DNS       90名

 

でした(公式発表)。

天候不順で大会を辞退された方、コロナの影響を踏まえ辞退された方も多かったように思います。

事実、エントリーが始まった7月初旬には岩手県ではまだコロナ感染者が出ていなかった....ということもあると思います。

もしくは、職場からの通達により出られなかった方、ご家族からの同意が得られなかったという方も居るでしょう。

 

 

会場着から受付

朝5時過ぎに会場入り。

既に第一駐車場は満車状態でした。

相方のミッツさんを探し合流します。

ミッツさん、今日も元気!。

ミッツさんとは大会2週間前の8/13日にも練習を兼ねて八幡平に来ました。

年代別クラスは違いますが、私よりも速いので練習のお相手になったか?は別問題。

 

準備をする前にとりあえず受付に向かいます。

 

この旗を見ると

「今年も八幡平に来たな~」

という感じ。

俄然、やる気に火をつけてくれるのです。

 

 

テントで受付を済ませた後、別に設けられた検温エリアにて検温を実施。

発熱等があれば、もちろんレースには出られません。

管理人36.5℃でした。

ゼッケンに検温シールを貼ってもらったらエントリー終了です。

 

密となり得る開会式は簡略化され、スタート前陣形で簡易的に開会式が始まりました。

 

自分はエキスパートのスタートを見たかったので、自分のクラスの隊列から離れてスタートライン近くへ。

 

そこで岩手県のロードバイク系Youtuberのジャックリョウさんに遭遇。

お互いにチャンネル登録からSTRAVAフォローまでさせて頂いているなか、実は今回会うのが初めて。

彼は年代別でも表彰台圏内の実力保持者なので、岩手県勢30代男子期待の星です。

 

撮影もつかの間、自分のクラス(Cクラス②グループ)の出走も近いので、自分のクラスの列に戻りスタートを待ちます。

今回はYoutube用投稿動画の作成の手間もあり、手元の機材の準備などでも手一杯。

ただでさえレースのための準備でも大変なのに、プラス機材の電池やメディアの残量の確認とか、ロードバイク系Youtuberって大変なのね.....

(って、自分はYoutuberではないけれども.....笑)。

 

 

アクションカメラの撮影ミスが発覚

そしていまのうちに懺悔しておきますが、そのレース動画、肝心のスタートから直後の数分間、なぜかカメラが止まっていました。

時間にして5~6分程度でしょうか?。

自宅に戻ってからPCにファイルのインポートをしていて発覚。

ショックを隠し切れませんでした。

とは言いつつ、レース車載動画っていわゆる豪脚の皆さんがUPするものです。

誤解を恐れずに言えば、クラス別10位以内に入るあたりの猛者の皆様がUPしている印象を受けます。

事実、それらの方々が上げた動画のコメント欄には

 

「速いですねぇ~」

 

とか

 

「流石ですね!」

 

などの称賛コメントが並ぶもの。

 

そこに来て、貧脚オヤジのレース動画なんて需要があるはずがない。

今回の八幡平ヒルクライムの動画について、当初の予定では

  • レース車載動画編
  • Vlog編

の二本立てで行うつもりでしたが、スタートの瞬間のないレース動画なんて見れたものではありません。

1時間30分近く掛かる動画を延々と観せられる視聴者さんの苦痛や如何に!?。

なので、レース動画のほうはですね、いちおうGarmin VirbEDITで編集をかけて走行ログデータを入れた状態で作成し、ダイジェストとして切り抜き編集でUPすることにします。

これなら需要ありそう。

 

因みに、Vlog編(会場の雰囲気とかコメントとかね)の方のデータは全て無事でした。

むしろ貧脚おやじのメインは、どちらかというとこっちのほうが需要あるかも。

クラスは違えど、豪脚フル走行動画はリョウさんのYoutubeチャンネルにおまかせします笑。

フル走行動画はもうちょっと速くなってからね(来年以降ということで)。

 

 

レース本番

今回のレースに向けて

今回のレースに向けて、7月1日からそれ相応の走り込みを行ってきました。

走る人から言わせれば「まだまだ」って思うかもですが、自分としては過去いち走りました。

会場内でお会いするSTRAVAフォロアーの皆様との会話でも

「最近、凄い走ってますよね~」

とか言われるんですが、走った割には実績が伴っておりません。

 

しかり出来ることはやってきました。

レース1週間前からは走りたい気持をグッと抑え、休養と栄養補給に専念。

この2ヶ月間、本格的にパワートレーニングというやつをを実施してきました。

目標は昨年タイムの1時間37分51秒をもとに1時間30分を切ること。

仲間にはこの目標を事前に伝えていたので、目標を切れなかったら叱責は免れませんね。

 

 

スタート前の一コマ

バイク、ペダル、ジャージ、シューズ、メット、ホイール、グローブまで全て赤黒白で統一。

あ、唯一、ソックスだけピンクでした...笑。

冠婚葬祭どっちやねん!?という存在感。

後方から追い抜く仲間たちにとっては、目立つのですぐに管理人だと分かるそうです....笑。

 

ん~、しかし、もっと痩せなきゃ....だな。

 

 

スタート前

 

スタートは密を避けるため、参加者の多い40代、50代クラスは2グループに分かれてのスタート。

1列4人までで、チョークで引かれたグリッド表示に従います。

それ見てF1みたい~と一喜一憂する管理人.....笑。

なら、フォーメーションラップないんか!?。

 

 

レーススタート

管理人は②グループの後方スタート。

間違ってでも前方スタートすれば皆様にご迷惑が掛かりますので。

しかも、スタート後に後方から煽られるようになると、焦りのあまり序盤から余計にペダルを回してしまいます。

早々に脚が無くなる事態だけは獲得標高の高い八幡平では絶対にダメ。

今回の作戦はじわじわと後方から、視界に入った自分のクラスの赤ゼッケンをじわりじわりと抜いていくというもの。

 

いよいよスタート!。

しかし、スタート直後、アクションカメラが REC になっているのかが気になっていたら、一気に最下位に....笑。

 

その後徐々に巻き返しますけれども。

足切りポイントの御在所ゲートまでは調子が上がらずに苦戦します。

事実、数分後、後方スタートの30代クラスのお友達、宮城県のHanさんにぶち抜かれます。

まぁ、彼も速いので想定内ですが....。

脚がなんとも重くて回らない。

1週間休養優先で走らなかったのが悪かったのか!?。

それともただ端に練習量が足りなかったのか!?。

炭水化物が足りなかったのか!?。

色々考えましたが、今更思いを巡らせても無駄です。

いまはレースの渦中。

 

ただペダルを回すのだ!!。

 

8km地点 御在所ゲート

御在所ゲート通過タイムは悪くなかったです。

昨年タイムよりも4約分ほど速いかな!?。

今回はGarmin(サイクルコンピュータ)にも過去の自分の走行ログなんかもバッチリ反映させたので、今のペースが予定よりも速いか遅いかがひと目で分かるようにしました。

ステマじゃないですけど、Garminって本当にかゆいところに手が届くサイコン。

僕の場合、速くなりたければ迷わずGarminって思います。

なので、御在所通過時点での遅れ具合も瞬時に把握出来ます。

昨年タイムよりは速いが目標よりは約4分遅れ。

しかし、序盤は勾配がキツく平均速度をあまり上げられないので許容範囲。

ただ、御在所通過後が実は勾配が一番キツかったりします。

とにかく脚を温存。

今回のレースに向けての練習メニューには、脚の筋肉を分散して使う方法を主に練習しました。

いつもは大腿四頭筋(前ふともも)をすぐに使い切り早くから脚が売り切れることで後半ペースアップ出来ません。

なので、引き足を使ってハムストリングスとふくらはぎ、大殿筋を切り替えて使うことを覚えました。まだまだ完璧ではないですが。

あとは休むダンシングの習得。

特に気をつけたのはこまめな水分補給。

おかげて、2018年と2019年大会で発生した足攣りが今回は起こりませんでした。

 

これは練習あっての成果かも。

よく言われますが、練習でできないことが本番で起こるはずはない。

これはよ~く分かります。

練習で行ったことが今回のレースではほぼ活かされました。

 

 

12km地点 源太岩付近

画像は2018年のものです

どういうわけか、序盤にあれほど重かった脚が御在所を過ぎた辺りから徐々に回り始めます。

表現の仕方が難しいのですが、急に脚が軽くなる感じです。

「回復した」というよりは「やっと本調子に!」という感じでしょうか?。

通常、自分の体重とロードバイクの重量を頂上まで運ぶヒルクライムレースでは、全ての重さをペダルを回すことで坂を駆け上がるわけですが、そうなるとペダルは常に重い状態なわけです。

脚にはそれなりの負担が掛かります。

その重いはずのペダルが気がつくと軽くなるイメージ。

 

ここからが本番。

勾配と相談しながらペースアップします。

目の前の視界に入ったゼッケンはとにかく追いつき追い越す。

これをひたすら繰り返しました。

 

源太岩通過から数キロ.....後方30代クラス出走の連れのミッツさん....突然視界に入りガッツポーズ!!。

本来、ミッツさんは速いのでもっと前に追い抜かれる想定でしたが、後から聞いた話では、かなりの時間自分の後ろについて走っていたそうです....笑。

私はレース中、ほとんど後ろを振り返ることはないので気が付きませんでした。

8/13の八幡平練習ライド時、ミッツさんは暑さのせいかあまり調子が良くなかったので多少なりの心配はしていましたが、どうやら本調子に戻った様子。

ガッツポーズをされた時点ではびっくりもしましたが、内心ホッとしました。

 

15km地点 源太清水

画像は2018年のものです

ゴールまであと4kmほど。

調子の良かった脚が売り切れ始めます。

しかも濃い霧に時折襲う強い雨。

ゴール目前というのに向かい風の洗礼を受けます。

これはまぁ、八幡平アスピーテラインあるあるですけれども....。

 

フォームをブラケットポジションにして低い姿勢を維持、ヒルクライムなのにディープリムを選んだのにはそれなりの訳がある。

ハッハッハ~~ッ!!

ゴール前の向かい風を想定してのことさ!。

(ってウソです....笑)。

でも、以外や以外、多少なりですがディープリムの恩恵は受けられたかも。

脚はもう売り切れ寸前でしたが、以外に回せました。

 

ゴール

ゴール付近は濃い霧でした。

これも毎年お決まりのパターンですが....。

気になるタイムは

1時間30分01秒.....。

えっ!目標より一秒遅れ??

って思ったんですが、ゴール後数秒間、サイコンのSTOPボタンを押さなかったためでした。

正式リザルトでは1時間29分41秒でした。

いちおう、目標の1時間30分切りは果たせました。

ホッとしました。

 

 

今回レースを振り返って

2ヶ月という短いトレーニング期間でしたが、本気でやって良かったです。

苦労が報われました。

ただ、同年代クラスでは、49/67位でした。

出走が67人だと中間は34位なので、同年代の平均からはまだまだ遅いことになります。

そろそろ目標を変えたほうが良いかもしれませんね。

いままでは、過去の自分のタイムにばかり執着してきましたが、◯位以内に入るという目標の方が良いかも知れませんね。

ただ、ちょっとアバウトな目標にもなり兼ねないので、目標順位から予測タイムを割り出してそれを目標にするほうが良いかも。

今回は2ヶ月という短い期間のトレーニングでしたが、もっと長い調整期間があればもうちょっとまともなタイムが出せたかも知れないと反省しました。

5月6月に襲った体調不良とモチベーションが下がったのも原因の一つですが、来年に向けてやるべきことも明確になりました。

なにより、パワートレーニングを取り入れたことで、自分の体の仕上がり具合(CTL)とコンディション(TSB)を数値化(見える化)することが出来たので、トレーニングが楽しくなります。

走るたびに速くなっている自分を見るのが楽しくて仕方ありません。

これがレース実績に結びつけば良いのですが、人間すぐには成長しないものですから、これからの長い期間も気を抜かず精進していきます。

あ、もちろん、ダイエットも!ね。

 

 

ゴール後

ミッツさん、宮城県のHanさんと談笑。

相変わらず深い霧のなか、他の知り合いを探そうにも動けず、ほぼその場で待機状態で下山まで待ちます。

 

ジャックリョウさんとも合流して談笑。

リョウさんも1時間を切るタイムだったにも関わらす、今回は表彰台が遠かったとのこと。

普段八幡平には出場されない方々も内外から多数いらっしゃったようで、大会自体のレベルが一時的に上がったかも?という噂もありました。

「機会があれば一緒に走りましょう」的な会話をしました。

 

その後、無事に下山しました。

相変わらずリムブレーキは握りっぱなしで手が痛い.....。

 

 

下山後~表彰式

表彰式を見学しているさなか、突然の大雨にやられて観客は一斉に退散。

 

表彰台に立っている選手のかたには申し訳なかったのですが、やむを得ません。

着替えたばかりの服を濡らすと、もう家まで着て帰る服がありません。

表彰台に登った選手の皆様、あたらめておめでとうございます。

日頃の苦労が報われましたね。

 

まとめ

こうして無事に終了した八幡平ヒルクライム2020でした。

この後、ミッツさんと昼食を取り、コーヒーを飲みながらゆっくりしました。

 

なにはともあれ、今回の八幡平ヒルクライムを開催してくれた実行委員会の皆様、八幡平市、そしてボランティア高校生を含めた運営スタッフの皆様のご尽力には本当に感謝しかありません。

コロナ禍のなか、各地のレースやイベントが中止されるなか、開催を英断されたその心意気には参加されたすべてのサイクリストさんたちが拍手を送ったに違いありません。

実際に会場内でお会いした知り合いの皆さんもみな、このようなことを言ってましたので。

 

なんとしても開催したいという委員会の方の尽力があってこその我々です。

このつたないブログを実行委員会の皆様がご覧になるかは分かりませんが、参加させて頂いた選手の一人としてこの場をお借りしてお礼申し上げます。

ありがとうございました。

そして、来年もまた必ず参加して、微力ではありますが八幡平の地域貢献の一助になればと思うところです。

 

さて、皆様気になる動画編集ですが、このブログを執筆している隣の画面では編集ソフトが一生懸命レンダリング(書き出し)作業をしているところです。

問題がなければ、本日中にレース編がアップ出来るかどうかというところです。

出来なかったらごめんなさい。

 

お楽しみに!。

それでは。

 

 

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