ロードバイクが人生を熱くする

安いロードバイクだけは買って欲しくない....という偏見のようなお話

2018年11月13日

ロードバイクと言ってもいろいろあるけれど.....

ロードバイク愛好家の皆様、こんにちは(こんばんは)。

今日は安いロードバイクのお話です。

 

今現在、ネット上では2~3万円で購入できるロードバイクというものが存在しています。

自分もネットを徘徊していて、時々遭遇し....

 

「えっ!?これが3万円なの?」

 

という衝撃にさらされる事があります。

デザインだけで見れば、自分も欲しくなるくらいです。

 

ただ、どれも海外の某有名ロードバイクメーカーのパクリで、そもそもそのバイクを製造しているのは某大陸製の聞いたこともないメーカーです。

ただ、最近○国製品もクォリティーが高いとの評判を呼んでいる事もあるようですが、スマホの分野などでは特に....。

でも、自転車はどうなんでしょうね!?。

 

走っている最中に、ダウンチューブにヒビが.....というのだけは勘弁です。

今日は、そんな安いロードバイクのお話です。

 

 

ロードバイクの値段にはそれなりの理由がある

一般的にレースからロングライドイベントまで、オールラウンドに使える一流メーカーのロードバイクの値段は、エントリーモデルで15万~30万円程度。

この価格帯だと、フレームはアルミかカーボンになります。

メーカーの拘りさえ無ければ、ギリギリカーボンモデルも購入出来るかというところ。

 

しかし、ネットショップなどで安いロードバイクを購入する方というのは、最初はロードバイクにそれほど興味が無くて、取り敢えず安いモデルを買ってみるという方が多いように思います。

ロードバイク記事を扱う別のサイトにお邪魔してみると、最初は安いモデルを買って通勤や遊びで使っていたんだけれど、そこでハマってしまってそれなりの値段のエントリーモデルを書い直したという方も居るようです。

この2~3万円のモデル、皮肉を込めて ”ルック車” なんて呼ばれ方もしていますが、ロードバイクの値段というのは3万円程度のものから上は数十万円のモデルまで、ピンきりです。

 

自転車の価格を決めるのは、まずフレームの材質。

最近での主流は、クロモリ、アルミ、カーボンの3種です。

チタンもありますが、素材自体が非常に高額なので、庶民的にはなかなか手が出せない価格です。

 

次にコンポーネントと言われる切替装置や駆動を司るパーツの類、通称”コンポ”。

これらにも細かくグレードというものが存在します。

我らが世界に誇る日本の企業 Shimano。

シマノのロードバイクをはじめとするスポーツバイクのコンポは世界一と言われていて、全世界のシェアは80%とも90%とも言われています。

 

そんなルック車にもシマノの製品が使われている事が多いですが、そのランクは一番下のもの。

レースで使われるランクの製品デュラーエースは、セット購入すると20万円弱もしてしまいます。切替などの部品だけでです。

 

安い自転車には安い部品が使われる。

当たり前の事です。

安い部品は、動作も不安定だったり、耐久性に乏しかったり、重かったりと、それなりの部品でしかありません。

 

また、メーカーのネームバリューやブランド的要素もあったりします。

海外の一流メーカーだと、そのメーカーのロゴが入っただけで数十万円という「高級ブランド」的な位置づけのメーカーも存在します。

そのメーカーは、世界最高峰のロードバイクレースであるツール・ド・フランスにおいて、トップチームにバイクを供給していたりと、メーカー名が世界に知れ渡っているのです。

そんな一流メーカーですから、機材を供給していたチームがツールで優勝などしたものならメーカーのバイク人気にも火が付き、翌年からのバイクの売上も上がるという事になります。

 

このような一流メーカーは、ツールで優勝するために、前年モデルよりも洗練したフレームの設計を行い、空気抵抗値を少しでも減らすなどの涙ぐましい企業努力を続けていて、毎年ツールに新モデルを提供し続けます。

そんな一流メーカーが作るロードバイクですから、高いものうなずけますね。

フレームだけで100万円するようなモデルもあります。

クルマが買えてしまいますね.....。

 

こうして、どのようなフレームの素材を使うか、どのようなコンポーネントを組み込むかでロードバイクの値段は変わってしまいます。

 

 

そもそも安い自転車を買う人とは?

あからさまにネットショップで安物のロードバイクを買う顧客。

 

ネットショップで安い自転車を買われる方はきっと、ロードバイクの価値をあまりご存じない方が多いと察します。

買うのは個人の自由なので、特に否定はしません。

 

本当にロードバイクが好きな人は、無理をしてでも高いロードバイクを購入して、10年20年大事に乗るものです。

5万円の自転車を買って5年で壊れて新しいものを買う生活を20年続けるのだったら、最初から20万を出して20年乗り続けられる1台の自転車に投資したほうが賢明なのは明白です。

 

安物を買う人は、その場その場でいい買い物をして特をすればいいという先入観でいます。

将来的な投資という事を考えない方が殆どです。

 

「この商品製品をこの金額で買ったら、何年くらい持つ」という先を見越して賢い買い物をする人のほうが、将来的に出ていくお金が少なくて済むというのがよく分かりますね。

 

但し、数年で壊れるのが分かっていて敢えて安物で済ませるのはアリだと思います。

投資した金額と実際に見積もった耐用年数に、個人が納得する程度の整合性が取れていればいいだけの話なのです。

 

 

まとめ

ロードバイク乗りとしては、やはりそれなりのバイクに乗って欲しいという願いもありますが、ルック車を含めたロードバイクに乗っている人のすべてがレースに出ることを目標にしている訳ではありません。

また、その人によって自転車との付き合い方はそれぞれ違うわけですから、3万円の自転車を買おうが50万円のロードバイクを買おうが基本的には自由ですよね。

 

ただ、このようなロードバイクのブログをやっているものからすれば、是非とも3万円のルック車を買われた皆様、その3万円のバイクをフルに使って乗って頂き、最終的にはロードバイクに目覚めて、エントリーモデルを購入して、一緒にヒルクライムレースに出場でたのなら、一人のロードバイク乗りとしてとてもうれしく思うとところです。

私の独断と偏見的な記事となりましたこと、お許しください。

 

全ての人にロードバイクを愛してほしい一人のサイクリストのボヤきでした。

それでは。

 

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