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STRAVA SUMMITとは? Strava無料版と何が違うの!?

2020年1月16日

当記事は2020年1月に STRAVA SUMMIT についてまとめた記事ですが、2020年5月現在において、STRAVAはSTRAVA無料版からの課金バージョンである STRAVA SUMMIT を廃止してサブスクリプション化するとの方向性を示しました。

つきましては、2020年5月19日からサブスクリプションの60日無料トライアルがスタートしています。

 

詳しい最新情報は下記記事を参照ください。

 

 

STRAVA SUMMITとは!?

 

アスリート用のSNSアプリとして絶大な人気を誇るStrava

Stravaについて詳しくはこちらを御覧ください。

 

端的に説明しますと、ロードバイクやマラソンなどで走った軌跡をGPSのデータをもとに追跡し、履歴としてデータを蓄積してくれるアプリケーションです。

ロードバイク乗りたてで装備もまだまだ不十分な初心者さんの場合、スマホを介してStravaを起動することでサイコンの代用品としても使用することが可能です。

これらのアクティビティーを記録管理出来るアプリは他にもたくさんありますが、Stravaが他のアプリと決定的に違うのはSNS機能を持っている事です。

これが最大の特徴と言ってもいいでしょう。

ただこれは、あくまでもStravaを無料で使用する場合です。

 

Stravaは基本的に無料で使えるアプリですが、有料版(サブスクリプション)としてSTRAVA SUMMITを利用することで、さらに細かいトレーニングの管理や分析などが出来るようになります。

今回は無料版と有料版の違いについて説明してみたいと思います。

 

 

無料版でも秀逸なアプリ

先述したとおり、この手のサイコン代わりになるアプリって実は多いのです。

あのCATEYEも実はスマホをサイコン代わりとして使えるアプリがあります(使える使えないは別として)。

管理人はStravaに出会う前まではRuntastick Roadbikeを使用していました。Runtasticもこれまた素晴らしいアプリです。ロードバイクを知り尽くした人が開発したであろう細かいところまで手が届くアプリでした。

 

Stravaが他のアプリと決定的に違うのが、SNS機能を有している点。

一人で黙々とトレーニングログのヒストリーを積み上げるのであればRuntasticでも事足りますが、一人で盛り上がるのには限界があります。

Stravaは同じ地域に住むサイクリストさんとの接点を見出すことも可能で、SNS機能を介してお互いをフォローし合うことで、お互いのアクティビティー(ライド記録)に対して”いいね!”をしたりコメントやエールを送ることも可能です。

知らない人と同じイベントで同じルートを走ったことを後々Stravaで確認したときに、妙に親近感が湧き気がついたらお互いをフォローし合っていて知らぬ間に友達になっていたというのもよくある話です(実話です)。

 

 

無料版でできること

無料版でできることを箇条書きで書き出しでみます。

 

  • アクティビティーの記録と管理
  • セグメントの活用
  • SNS機能
  • コースの作成(Web版)
  • ルートの作成(ナビとして機能)
  • その他

上記の機能だけでもStravaを使うメリットがあります。

 

しかしStravaには、STRAVA SUMMIT という有料プランが存在し、この有料プランがこれまた秀逸とのこと。

有料プランなので、一度課金して終わり.....ではなく月額の課金、いわゆるサブスクリプションタイプの課金となります。

下記にSTRAVA SUMMITの特徴について記していきます。

 

 

STRAVA SUMMITでできること

STRAVA SUMMITは速くなりたい、レースで勝ちたい方が自身を強くするための専属のトレーナーのような存在です。

なのでレースなどに出られない方にとっては無縁のものです。

自分自身をもっともっと強くしたい方向けのサブスクリプションシステムと言えます。

 

STRAVA SUMMITには基本的に下記の3つのパックから構成されます。

ユーザーが使用したいパックを個別に選択も出来ますし、3つ全てをオールインワンで年間契約することで最終的な月額料金がお得にもなります。

では、それぞれの機能を細かく見ていくことにしましょう。

 

トレーニングパック

スマートにトレーニングを行い目標を達成するために必要なツールと情報。

次のレースに照準を合わせた目標でも日常的な体力向上でも、このパッケージがあれば達成できます。

◯目標のカスタマイズ

タイム、距離、パワー、区間目標など、自らが目標とする数値を示す事でその進捗状況を管理出来ます。

例えば、2020年は年間で10,000キロをライドしたいという目標を立てた場合、それを基に1ヶ月のライド目標距離、1週間の目標と細分化して管理し、その進捗をSTRAVA Summitで管理することが可能となります。

 

◯トレーニングプラン

業界トップコーチによるトレーニングプランを入手。

スプリントやヒルクライムでのトレーニングに特化した4週間のトレーニングプランをメニューから選択します。1週間のトレーニング量を基準に、週5~12時間の間でプランを実行することが出来ます。

 

◯レース分析

レース後のパフォーマンスの詳細を確認。

トレーニングプランでのトレーニングを基に、実際のレースでのパフォーマンスを細かく分析することができます。

 

◯フィルタ付きリーダーボード

年齢または体重別にリーダーボードをフィルターし、土俵を分ける。

レースまたは日々のライドにおいて作成した区間やコースのリーダーボードが自動的に表示される際、そのデータを基に年齢別、体重別での自分の順位を確認することが出来ます。

レースでは最初から年齢別でカテゴリーが分けられますが、日々ご近所でライドするコースでは無差別にデータが収集されタイムごとに順位が付けられますが、それを年齢別体重別に細分化することで自分の現状に見合ったポジションを把握しやすくするものです。

 

 

 

セーフティーパック

みんなが安心できるBeaconを使用して、新しい道やトレイルをさらに探索。

Beaconのトラッキング機能で緊急連絡先と現在地をリアルタイムに共有、自分だけのヒートマップでこれまで訪れた場所を確認。

◯Beacon

アクティビティー中の現在地を家族や友達とプライベートで共有できるので安心。

予め登録した家族や友人など3名に対し、自分の現在地をビーコンで表示し知らせる事ができる機能です。

万が一トラブル等で自走が不能になった場合でも、自分の現在地をビーコンで知らせることで土地勘のないものにも自分の現在位置を正確に知らせることが出来るので、長い距離を走っているときでも安心です。

 

 

◯パーソナルヒートマップ

これまでに訪れた場所をわかりやすく可視化。

 

 

アナリシスパック(分析)

専用のGPSデバイスや心拍モニター、パワーメーターからさらなる情報を収録することが出来ます。

接続したデバイスのデータを解析して最大限に利用出来ます。

◯相対的エフォート

あらゆるスポーツタイプと強度をぎかくしてフィットネスの傾向を記録し、トレーニングの一貫性を維持。

心拍計で計測した心拍データを基にアクティビティー中の有酸素運動の強度を計測します。短時間での高強度トレーニング、長時間での緩いアクティビティーなどそれぞれ内容が違うトレーニングを数値化することで両者を純粋に比較することが出来ます。

個人の心拍ゾーン合わせた値が表示されるので、ライバルと比較する事も可能となります。

 

◯Fitness & Freshness

フィットネスの傾向と変化を知りトレーニングの成果を確認。

心拍数データをもとに自分のトレーニングのパターンを認識し、全てのトレーニングが任意の期間に対してどのように蓄積されているかの全体像を把握することが出来ます。

STRAVA SUMMITでは、これらをフィットネススコアと名付けられた数値によって表現します。

フィットネススコアを出すには、心拍計もしくはパワーメーターのいづれかの計測機器の使用が必須となります。

”Fitness & Freshness” はPC/Macを介したWebブラウザ上でのみ確認ができ、スマホのアプリでは ”フィットネス” タブで確認出来ます。

 

 

◯ワークアウト分析

週単位のビューでは、その週の相対的な成果の結果を表示し、前の週と比較することで体にどのような変化があったのかを確認することが出来ます。

また、過去12週間の加重平均データに基づいて、現状のトレーニング負荷を維持するのか?さらに強度を増やしたほうが良いのか?回復のためのインターバルを摂ったほうがいいのか?などの判断を知る事ができます。

アマチュアのアスリートの場合、なんのノウハウも持たずに全てのトレーニングを自己流で行わざるを得ないという諸事情を全てのアスリートが抱えているわけです。

このように、STRAVA SUMMITのアナリシスパックを使用することで、現在の自分の体に起こっていること、トレーニングが体に及ぼしている影響、疲労度など、体の全てを数値をもって可視化できるので、シーズン中のパフォーマンスの向上やレースまでの調整など、体の管理が細かく出来るようになります。

 

 

◯Live Segments

Segments=セグメント とは区間を意味します。

Stravaではセグメント(区間)という優れた機能があります。

普段自分がが走る近所のホームコースのなかの特定の区間を予め作成して登録しておけば、次回からサイコンやStravaアプリを使用してその区間を走っただけで自動的に区間タイムを計測して集計してくれるというもの。

さらに、Srtavaのセグメント機能を使用してそのコースを走っている全てのサイクリスト(ランナー)のデータが表示されるので、そのコースにおける自分の実力(順位)も分かります。

但し、これらは走り終わってStravaサーバ上にデータをアップしてから初めて知り得るものです。走っている最中には自分で過去のベストタイムを頭で記憶していない限り確認は出来ません。

 

しかし、このLive Segmentは、走っている最中から区間に入っる旨の予告がサイコンに現れ、同時に過去ベストや区間KOM(King Of Mountein)の方のタイムも表示してくれたり、その場でそのコースに関する一定のデータを確認することが出来ます。

これはStravaをある程度使い慣れた方だったら、この有り難みは痛いほど分かるはず!!。

 

私も使用した当初はセグメント機能なんて次の次的な機能として重要視していませんでしたが、走れば走るほど、コースを作れば作るほどデータがどんどん蓄積していき、そして自分の順位(タイム)が過去よりも上回ったことをこのセグメントのデータで知り得る事が出来るようになると、自分へのモチベーションにもなるし、そのシーズンの頑張りや成長度合いを確認することが出来るようにもなるわけです。

さらにLive Segmentsが使えるようになると、走りながらにしてそのデータを把握することが出来るようになるため、その場での記録更新へのきっかけにもなり得るかも知れないという訳です。

 

 

◯パワー分析

パワーメーターはペダルやクランクに取り付けて金属の歪み具合などから脚力がクランクなどに加える力を パワー=Pwr として数値化することが出来る測定機器のことを指します。

昨今では50,000円以下で購入出来るようにもなってきたので、普及率も大分上がってきているようです。

このパワーメーターで得られた数値をアナリシスパックでは目標とするタイムや距離に応じて必要なパワーを平均的に出せるように導いてくれます。

また、パワーカーブを使用することにより、ライド中の任意の期間の平均パワーを過去の期間のデータを照らし合わせ、自身の成長度合いを比較することも可能になります。

 

Strava Summitの気になる料金体系

最初の30日間は無料トライアル付き

Strava Summitは最初の30日間は無料で使えます。

 

STRAVA SUMMITを始める場合、ブラウザ版、スマホ版ともに「無料トライアルを始める」をクリックすると、決済画面に移行します。

料金体系はトレーニング、セーフティー、アナリシスの3つが全て入ったパックが年間プランで6,300円、または月単位の場合3パック800円/月、1パック300円/月での購入も可能です。

また、どれか一つのプランを年間プランで購入した場合は2,500円/1パックとなります。

トレーニングとアナリシスの2つのみを年間で購入した場合は2,500円×2=5,000円/年となります。

 

パックを個別に購入する場合、ちょっとばかり癖が強い契約方法?になっています。悪い意味ではありませんよ(笑)STRAVAの説明不足なだけです。

セーフティーは要らない、別々パックで購入し年間使用料を少しでも安くしたいと思われる方は、下記の記事も読んでみて下さい。

 

 

 

料金シミュレーション

料金をシュミレーションしてみます。

3つのパックを年間で契約した場合は6,300円です。

もちろん、一番オトクなのはこれですね。セット料金はどの業界もバリューで無ければなりませんし。

但しですよ、セーフティーって必要でしょうか?Beaconなんか使わないと思うのです。

家族がそれほど自分のライドに興味があるなんて到底思えません(ってこれは家庭内の問題 笑)。

 

わたくし管理人はGarminユーザーなのですが、GARMINのサイコンには似たような機能があります。もちろん、無料で使えます。

なので、使うとしたらトレーニング、アナリシスの2パック、もしくは用途に応じてトレーニング、アナリシスのどちらかを適宜チョイスするほうが良いのかな?と個人的には思います。

 

では、仮にトレーニングとアナリシスの2パックを年間契約した場合と月契約をした場合を考えてみましょう。

1パック当たりの年間料金は2,500円ですので両方契約した場合は5,000円/年となります。

しかしながらオフシーズンまでは要らないという場合は、シーズン中のみ、例えば4月から10月までの7ヶ月間のみ2パックを使用する場合は、

300円×2パック×7ヶ月=4,200円

という事になります。

 

ん~、年間契約で5,000円、7ヶ月2パックで4,200円、その差800円

だったら年間契約のほうがお得なのは間違いありません。

 

シーズン中のみしかトレーニングしない場合は7ヶ月間の月間契約で良いかも知れませんが、シーズン前の1月2月から室内トレーニングも実走トレーニングもするよ!っていう方なら黙って年間契約で5,000円払ったほうが、シーズン前からSUMMITをフル活用してレースに備えるのも悪くないと思います。

仮に2パックを年間契約した場合の料金は、1ヶ月あたりたったの417円です。

缶コーヒーを3本我慢すれは糖質も抑えられてSUMMITの機能をフルに使いし、充実したシーズンを送れるのではないでしょうか?。

 

私の場合、スマホのダイエットアプリ ”あすけん”を 使っていて、このあすけんは月間300円のサブスク料金を支払っています。

これを解約して今シーズンは STRAVA SUMMIT にトレーニングの全てを託そうと思ってマス。

 

STRAVA SUMMITはこちらです。

 

 

なぜSTRAVA SUMMITを契約しようと思ったか?

無料でも十分に必要な機能が使えるSTRAVA。

そもそも管理人がなぜ、STRAVA SUMMITのサブスクにまで手を出そうと思ったか?。

理由はただひとつ、速くなりたいから です。

 

もちろん、先述の通りSTRAVAは無料でもたくさんの機能を使いこなす事ができます。

無料版で使えるこれらの機能は、あくまでも走行ログの表示と保存。そしてセグメントの作成と利用。

 

これらのデータを基に、自身でトレーニング計画を立てられて、体調やウェイトの管理、シーズン中のライド計画、レース前の調整などが出来る人には必要ありません。

管理人が日々のトレーニングにおいて、一番疑問に思うのがもっと追い込んだほうが良いのか?まだまだ追い込みが足りないのか?、休息を取ったほうが良いのか?の判断が出来ない事です。

全ては自己判断ですが、その判断が正しいのか正しくないのかも分かりません。

 

そしてもう一つ、問題となるのがモチベーションの維持です。

レースまで数週間という時点であれば、何がなくともモチベーションを上げてトレーニングに勤しむのでしょうが、次のレースまで極端に日数が空いたときのモチベーションの維持にはいつも悩まされるわけです。

SUMMITには習慣、月間、年間距離の走行距離の目標を立てる機能もあるため、管理人のようなズボラな性格のサイクリストにはこれ以上にないツールになり得るのでは?と思います。

もちろん、このようなツールに頼り切らず自分自身で自分をコントロール出来れば良いのでしょうけれど、自分にはまだそのような能力の持ち合わせが無いし同時に今後そのようなスキルが絶対に必要になるものだと確信したのです。

 

私はトレーニングとアナリシス(分析)の2パックを年間でチョイスしました。

年間で5,000円の課金になります。

もしもこの一年でこのSTRAVA SUMMITを通じて自身のコントロールが出来るようになり、実際にレースで結果が出せれば「SUMMITをやってよかった」という結論に達すると思います。

これでコツを掴んだら、この1年で辞めるも良し、継続して課金するも良し....ですが、もしも1年で習得するべきものがあったとすれば、5000円ポッキリで習得出来たことになるわけですから安いものです。

専属のトレーナーを年間5,000円で雇えるのです。

決して高くないと思うのは、私だけでしょうか?。

 

 

まとめ

というわけで、この記事を執筆した2020年1月に無料トライアルをはじめました。

これから30日の無料トライアルが始まり、2月中に1年分の課金が行われるのもと思います。

この後、STRAVA SUMMITの使い勝手等々をレビューしていきます。

SUMMITに興味がある方は、この後のレビューについてもご参考にして頂ければと思います。

 

また、STRAVA SUMMITについての細かい使用感など、今後Youtubeチャンネルのほうでも配信していく予定です。

チャンネル登録がお済み出ない方、是非この機会にBest CyclistのYoutubeチャンネルの登録もお願い致します。

 

【チャンネル登録お願いします!】

 

 

 

追伸、今後ストラバの有料版であるSTRAVA SUMMITを使用していく方、課金を検討中の方向けに今後の運用を踏まえてストラバサミットの用語集を作ってみました。

 

是非是非、ご活用下さいませ。

それでは。

  • B!