ロードバイクが人生を熱くする

世界のSHIMANO コンポーネント【105】がユーザーからの支持を受ける理由

2018年3月23日

世界が認めたSHIMANOの中級コンポーネント 105

釣具や自転車の駆動系パーツの部品を供給する日本企業 シマノ を知らない日本人は居ないでしょう。

シマノはもはや、日本に留まらず世界の自転車メーカーに部品を供給する専門メーカーとして名を馳せています。

ロードバイク乗りにとって切っても切れないご縁にあるロードバイク用コンポーネント SHIMANO 105。

私も大分お世話になっています。

 

今や、105と言えば、デュラエース、アルテグラに次ぐ3番目の中級グレードとしてロードバイク用のコンポーネントに使用されています。

ターゲットとするユーザー層は主に初心者や中級者レベルで、トレーニングからアマチュアレースまでの用途として幅広く対応しています。

何故、105がここまでユーザーからの信頼と支持を集めたのか?。

 

今回の記事では、105の歴史とともに世界の自転車メーカーやユーザーからの熱い支持を得られたシマノのコンポーネントでも中級の売れ筋グレード 105 について触れてみたいと思います。

 

 

 

105の歴史

105がこの世に登場したのは遡ること約40年以上前の1980年代でした。

1982年

初代の105(ST-1050系)が華々しいデビューを飾ったのですが、当時はリーズナブルな価格のコンポーネントとして特にビギナーからの熱い支持を得る事になります。

私が今から約30年前に初めて購入し、現在も愛用している、NISHIKI(カワムラサイクル)のロードバイクのコンポもST-1050系でした。

 

 

クランクボロボロです、すみません.....30年ものなので.....。

あ、今はすべて7000系に換装しています。

 

当時はリア6速の計12速、フロントのスプロケは楕円仕様でしたが、初心者には必要充分だったのを今でも覚えています。

 

1986年

デビュー当時のリア6速のスプロケットに SIS が始めて採用されます。

SISとは、シマノインデックスシステムの略で、シフトレバーに設けられた位置決め機構(インデックスシステム)、抵抗の少ないSIS専用ケーブル、スムーズ且つ確実なシフトチェンジを実現したリアディレーラーなど、トータルシステムで正確かつ素早いシフトチェンジが可能となったシステムの総称です。

実際にSISが開発されたのは1983年でしたが、1986年にマウンテンバイク用としてSISが初めて投入されました。

現在のシマノの変速機構の礎を築いたのが、このSISシステムです。

 

1993年

リア8速仕様モデルがデビューします。

同時にSTIがデビューしたのもこの年。

STIとはシマノトータルインテグレーションの略で、ハンドルから手を離さなくても変速切替が出来るシステムの総称です。

 

⇩こういうやつ。ブレーキレバーと変速レバーが一緒になっています。

 

STIについては次の章で詳しく説明していますので、参照してください。

 

1998年

この時期に番号の表記が変わります。

ST-1050系からST-5500系へとシフトチェンジ。

この年にST-5500系がデビューすることになります。

リア9速にランクアップ。メインカラーもシルバーとブラックの2種類が用意され、ユーザーが選べる商品へと進化します。

 

2005年

5600系がデビュー。

リアは10速に変更。

スパイダーアームが105にも採用されるようにもなったのもこの年からです。

フロントギアスプロケの選択も可能となりました。

 

2009年

5600系のブラックモデルが登場。

フロント側デュアルコントロールレバーのダブルギア専用品、ST-5601Lがランナップに加わります。

2018年現在(記事執筆時)の5800系の礎を築き始めたのがこの5600系からではないかと個人的には感じています。

 

2010年

5700系にモデルチェンジ。

上位モデルである、デュラエース、アルテグラとの互換性がが向上します。

これにより、ディレーラーは105でもSTIとクランクはアルテグラなど、自分の予算と特に拘りたい部材はグレードアップするなど、ランクを混ぜてチョイスし組み込むことが可能となりました。

 

2014年

5800系にモデルチェンジ。

リアが11速となり、2018年現在もこの仕様は変わっていません。

しかし、リア11速化に伴い、これまでに使用してきたリア10速用のSTIやホイールハブなどの互換性が無くなり、11速化を目指す場合は該当の部品を全て交換しなければならなくなりました。

 

 

2017年

2018年現在提供されているアルテグラR8000系がデビュー。

フロントディレーラーのみFD-5801にマイナーチェンジされます。

ディレーラー無内にケーブルアジャスト機能を内蔵し、実質上位モデルのデュラエースR9100系を駆逐する機能となりユーザービリティーが向上しました。

 

 

STIの登場

STIの登場で、ロードバイク界は新たなステージへと突入する事になります。

個人的にSTIはこれまでのロードバイクコンポーネントの歴史の中で一番革新的なアイテムなのではないか?と思うほどにそのデビューは衝撃的なものでした。

私がまだ高校3年生のとき、今から30年ほど前のことでした。

STIが登場するまでの1993年以前のシフター(変速のレバー)は、フレームのダウンチューブ部に露骨に並んだ2本のレバーが一般的なもので、切替の度にハンドルから手を離してうつむき加減で操作しなければならなかったので、とっさのシフトチェンジなどというものは非常に難しいものがありました。

1990年代はダブルレバーが当たり前の時代

特にロードバイク初心者にとってみれば、ただでさえ慣れないドロップハンドルで前傾姿勢になっているのに、シフトチェンジのたびに更に体を屈ませて視線を下に移動させなければなりませんでしたので、変速はとても骨の折れる危険を伴う作業だったのでした。

特に踏ん張ってペダリングしている登り坂でのシフトチェンジは失速や転倒の原因でもありました。

これを大幅に改善したのがシマノのSTIなのです。

ブレーキレバーがシフターを兼用する形で設計されていて、例えば右側のレバーを手前に引くとブレーキング、レバーを内側(左側)に倒せばシフトアップ、レバー下部の黒いシフターを押せばシフトダウンなど、ブレーキレバー一つで減速と変速の全ての操作が可能となりました。

何よりもドロップハンドルから手を離さなくてもシフトチェンジが出来るというものは、プロのレース界ならず一般のアマチュアサイクリストを始めライトユースのホビーライダーに至るまで、圧倒的な支持を集めた訳です。

高校時代の私は、冬休みにガソリンスタンドで無休で稼いだ全バイト代と投入して、105搭載の完成車を15万円で購入するのがイッパイ×2でした。STIがデビューしたからとて、完成車の購入後のシフターをSTIに換装する資金的な余裕などある訳もなく、ただただSTIは憧れで終わっていたのを今でも覚えています。

 

 

ターゲットユーザー層

誤解や偏見などを恐れずに言わせて頂くと、105がターゲットするユーザー層は初心者から中級者あたりまでと考えます。

特に中級者の方ではロードバイクを2台所有している方もおり、練習用のバイクは105、レース用のバイクにはアルテグラなど、グレードによって使い分ける方も少なくないと聞きます。

ロードバイク初心者の方の場合、最初に手にするバイクのコンポーネントの選択によっては完成車の価格が決まるという事実も垣間見えますが、後々後悔したくないというのであれば TiagraSora 等の量産モデル付属の廉価版コンポーネント完成車を避け、頑張って 105完成車 を選択しておきたいところです。

TiagraやSoraを全否定するつもりはありませんが、せめてレースに出てみたいなどの気持ちが少しでもあるのであれば絶対に105以上であるというのは、レースに出ている私自身も強く言いたいところです。

事実、検索にてこのページを訪れて105について調べておられる皆様はきっと、105がどの程度使い物になるのか調べていらっしゃるのでは!?と推測するところです。

105以上だったら、メンテさえしっかりしておけば20年以上現役で使い続ける事が出来ます。20年以上使い続けてきた私が太鼓判を押します!。

105以下のグレードは使ったことがないので、耐久性・使い勝手等についてはノーコメントとさせて頂きます。

それだけ105の完成度の高さも伺えるし、上位グレードと比較しても遜色が無いと言われる所以なのだと感じます。

 

 

 

中級コンポーネントとして君臨する理由

確かに、2018年現在のシマノのコンポーネントでは、105の下位グレードであるTiagra(ティアグラ)でもSTIは存在しますが、少なくとも草レースにでも出る予定があるのであれば、

 

「迷わず最低限のコンポは105以上を選択する」

 

というのが、先輩ライダーや自転車やさんから受けるアドバイスの一つとして定着しました。

故に、このSTIの登場によってシマノの名は一気に世界中から注目を集めるようになりました。

現在でも、スペシャライズド、ピナレロ、TREK、キャノンデール、ビアンキなどの有名メーカーも、15万~30万の中級グレード完成車には105が採用されるなど、105の性能とリーズナブルな価格が世界に認められたと言っても過言では無いでしょう。

 

事実、Tiagra搭載車のバイクに乗る機会があり実際に操作してみましたが、印象としては、やはり「価格相応かな....」といった印象です。

105とTiagraを純粋に比較して一番感じることは、シフトチェンジしたときのスピードと確実性です。

105のSTIは、「カチッ、カチッ」と入りますが、Tiagraは「.....カッチン」と言った感じて少々もたつき感があります。

これがレースの場での使用となると、ギアの入りが遅いという事実は命取りになりかねません。

言葉では上手く説明出来ないのですけど、「気持ちの良さ」が違います。

もちろん、厳密に言うとパーツごとの重量を比較しても上位モデルになればなるほど軽くて丈夫であるのは言うまでもありません。

実際には製品自体に使われている材料や作り込みの精度の問題など、重量も若干105のほうが軽く耐久性も上がっているのも事実。

でなければ、105がこれほどまでにユーザーからの支持を受ける筈がありません。

 

自分自身が105のユーザーであるから言える事ですが、

「105でこんなに素晴らしいフィールを提供してくれているのであれば、アルテグラやデュラエースはどれほどスゴイんだろう....」

って感じてしまいます。

 

 

番外編:私のロードバイク紹介

私は105のデビューモデルであるST-1050系が組み込まれたロードバイクを25年前に購入し、2017年に全てのコンポーネントを約10万円を投資して5800系の105に換装しました。

25年前のクロモリバイクに10万を投資してコンポを新品にするのなら、あと10万を足してカーボンフレームの105完成車を買うという選択肢も無かったわけではありません。

古いクロモリバイクを残した理由はただ一つ、フレームがまだ生きているからでした。

事実、このバイクは余り距離を走っていないので、見た目もとても綺麗なままです。

 

いくらカーボンフレームの新型バイクを買ったからとて、自転車は所詮乗り手の脚力がレースの勝敗を決めます。

勿論、勝ちたかったらバイクを軽量化してハンドリングのいいモデルに乗り換えるというもの手ですが、レースの勝敗をバイクのせいにはしたくなかったので、とりあえずこのバイクで2018年にレースの復帰を狙っています。

以下、現在のバイクの仕様です。

 

フレーム:       NISHIKI Finisherクロモリ

フロントディレーラー: SHIMANO 105(ST-5800)

リアディレーラー:   SHIMANO 105(ST-5800)

STI:          SHIMANO 105(ST-5800)          

ホイール:       SHIMANO RS010 700×25C

タイヤ:        IRC Roadlite 700×25C

リヤスプロケ:     SHIMANO 105 11速(ST-5800 11×28T)

フロントスプロケ:   SHIMANO ULTEGRA(50×34T)

クランク:       SHIMANO ULTEGRA

ボトム:        SHIMANO デュラエース(BB-9100)

フレーキ(FR):     SHIMANO ALTEGRA(BR-8000)

 

フロントのスプロケとブレークのアルテグラ化は最近のことです。

特に自分はヒルクライムメインなので、フロントスプロケの34Tは絶対に外せない選択肢でした。

登りの激坂でもかなり速くなりましたよ。お陰でダウンヒルは殆どペダリング出来ませんけど.....。

結局、25年前に15万で買ったバイクに既に昨年、20万近く投資しています。

これでレースボロボロだったら、タダのアホですね.....。

と言いつつも、近々、カーボンのロードバイクを購入予定です。

 

 

まとめ

今回はシマノの中級コンポーネント 105 についてまとめてみました。

105とのお付き合いはかれこれ25年近くにもなりますが、105初代のST-1050からST-5800系に換装しSTI化したときの感動は今でも忘れられません。

25年という長い年月がSHIMANOの進化そのものを語っているかのようです。

 

「105でこれだったら、アルテもデュラも自分には必要無いかな....」

 

という革新に触れた瞬間でした。

と言いつつ、アルテグラのデュラエースも一部使っていますが.....。

でも、自分のレベルと貧脚には105でも必要充分です。

 

という訳で、105について語ってみました。

 

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