ロードバイクが人生を熱くする

ロードバイクのホイールはなぜ軽量でなければならないのか!?

2018年8月26日

一番最初にどのパーツを変えますか?

ロードバイクを始めたばかりの人にとって見れば、大金をはたいて何十万円もする完成車を購入し、ビンディングペダルやサイクルジャージ、ヘルメットなど、必要な備品がある程度揃ってくるとロードバイク本体にカスタマイズを施したいと考える方も多いことでしょう。

では最初にどの部品をカスタマイズするのか?ですが、完成車の購入直後にいまいち自分にフィットしないサドルやハンドルを交換することはあっても、コンポなどの交換をする方は皆無でしょう。これでは完成車事体のチョイスに問題があったと言わざるを得ません。

まず最初に交換したほうが良いと推奨されるのは、間違いなくホイールです。

10~20万円程度の完成車に付属しているホイールはとにかく重くてパフォーマンスの悪いものが多いです。

最近ではピナレロやサーベロなどの高級ロードバイクについても、完成車価格40万前後であるにも関わらず、各メーカの廉価版モデルが付いてくる事も少なくありません。

となると、いくらT700(東レのカーボン素材)などの高級カーボンを使用したフレームであったとしてもホイールの軽量化がなされていなければ、高いロードバイクを購入したとしても宝の持ち腐れになってしまいます。いや、持ち腐れ....というよりは、最高のロードバイクなのに最高のパフォーマンスが出来ない状態になりかねません。

では、どうしてホイールを交換したほうが良いと言われるのでしょうか?

今回のテーマは、どうしてホイールの軽量化をしなければならないのか?について考えてみたいと思います。

 

 

ホイールを優先する理由

先述したとおり、高級ロードバイクであっても廉価版のホイールしか付いてこない時代、いや、勿論そこそこのホイールが付くモデルもありますけれど、その大半は60~70万オーバーの超高級バイクです。

一言に軽量ホイールと言っても実際にはその種類も価格や性能もバラバラであり、いざチョイスしようにも他の方のレビューを見たりと悩む日々が続く事と思われます。

 

ではなぜ、ホイールを優先したほうが良いと言われるのか?。

自転車は自分の脚でペダルを回転させて動力をホイールに伝達し、ホイールを回転させる事で前に進む乗り物です。

イメージでは ”ペダルを回す” という事ばかりに意識がいってしまいがちですが、実際は 自分の脚力でホイールを回転させて タイヤがその推進力を路面に伝えて前に進む訳です。

これは自分の視界の中に回転するペダルは見えていても、肝心の後輪(ホイール)は見えていないので仕方の無い事でもあります。

ホイールを回転させて推進力を伝える訳ですから、その要とも言えるホイールは 軽ければ軽いほうが脚には負担がかからない という事になります。

 

重さ約2kgの回転体と約1kgの回転体があったとします。

この回転体を自分の脚のちからで回すとなった場合、どちらの方が脚に負担が掛からないか?。

勿論、軽い方1kgのほうが脚に負担が掛からないという事になります。

2kgと1kgというのはちょっと大げさな表現ですが、実際に完成車付属の廉価版ホイールの重さは前後で2kg程度というのが普通です。

これを100gでも200gでも軽くしたほうが脚に掛かる負担は少なくなるという事です。

ロードバイク全体で考えると、100g程度の軽量化なんて.....とも思われがちですが、回転体を脚力で回す重量のマイナス100gというのは、実はとてつもなく大きな恩恵が得られます。

それについては、後の章で細かく説明していきます。

 

 

ホイールの価格も性能も様々

廉価版のホイール、つまり今どきの完成車に付いてくるホイールの価格は、前後セットで1万円程度です。

ホイールを交換するとなった場合、前後セットで約5万円以上のホイールに変えれば効果もわかりやすくでコストパフォーマンスに優れているとよく言われます。

廉価版の1万円に対してあまりにも価格の開きが少ないものだと、その効果が来たい出来ないものも多いでしょう。価格的には2万円から3万円クラスのものですね。

ただ、廉価版よりもデザイン面で優れていたりする場合も多いので、ホイールを交換する一番の理由がドレスアップであるのならば、そのような選択肢もありだと思います。

アルミ製の軽量化モデルでの価格帯は3万円から10万円程度、カーボンモデルになると7,8万円から上は30万オーバーまでと様々。

初心者であるのならば、最初は軽量アルミをチョイスしてみて、その後カーボンの高級モデルへとステップアップが望ましいでしょう。

いきなりカーボンも良いですが、ホイール事体の特性を知ったりアルミの扱いになれてからカーボンへと進んだほうがいいと思います。

特に、散々バイクに金を掛けた挙げ句、途中でロードバイク熱が冷めてしまったらお金が勿体ないです。

 

因みに、カーボンモデルは、あくまでもレース出場を前提の方向けですので、ロングライドやポタリング程度でしたら、軽量アルミでも十分その効果が期待出来ます。

 

効果が期待出来る価格帯が5万円前後のモデルという事ですが、ホイールを軽量化するとどのような効果が期待出来るのでしょうか?

 

 

 

軽量ホイールに交換することで得られるメリット

以下に軽量ホイールに交換することで得られるメリットを上げてみます。

私自身の経験も去る事ながら、ネット上でサイクリストの皆様が口々に話している内容をまとめてあります。

 

ロングライドが楽になる

100kmを超えるロングライドが楽になります。

先述しましたが、2kgの回転体を回しながら100kmの距離を走るのと1kgの回転体を回しながら100kg走るのではどちらが楽か?という事です。

これはホイールに例えなくても、ウォーキングの場合、両足に1kgのウェイトをつけてウォーキングするのと付けないでウォーキングしないのでは、どちらが脚に負担が掛からないのか?と考えれば、その効果は歴然だと思います。

100kmを超えるロングライドでは、消費カロリーも3000kcalを超えることも多いので、如何に脚に負担を掛けずに走り切るかで考えれえば、ホイール軽量化の効果はななり期待出来ます。

 

ヒルクライムが楽になる

重力に逆らって坂道を登るヒルクライムでは、ロードバイクの総重量を少しでも軽くするという事は決して無視出来ません。

完成車購入の場合、フレームやコンポ事体を交換することは容易な事ではないですので、ホイールやハンドル、シート、シートポストを軽量化するという事は大いにその効果が期待出来ます。

10kgのバイクでヒルクライムするのか?、8kgのバイクでヒルクライムするのか?、どちらが楽かを考えれば分かると思います。

ヒルクライム時の軽量化のメリットは、何もバイクの総重量が軽くなるだけではありません。

重力に逆らってキツい登坂をするわけですから、ホイール事体が軽いという事は、先程から何度も申し上げている通り脚への負担が軽減されるという事になります。

唯でさえ重力に逆らっているのに、回転体を回しながら推進力を得る.....。

その回転体は軽ければ軽いほうが脚に負担が掛からないというのは一目瞭然です。

 

平坦地での巡航速度・平均速度が上がる

ホイール事体が軽くなることで脚に負担が掛かりづらくなる。

という事は、平坦地での巡航速度も自然に上がるようになります。

例えば、2kgの回転体(ホイール)を使用している時の巡航速度のMAXが25km/hだとすると、その回転体の質量事体が減ったらどうでしょう?。

2kgで25km/hしか出せなかったが、それが1kgになればそれ以上の能力が出せるようになる、それだけのことです。

それだけの事と言いつつ、巡航速度が3km/hも上がるということはかなりすごい事ですよね。

 

2019.03.08追記

記事を読んで頂いた方よりこの記事の情報は間違っているとの情報を頂きました。

「平坦路においてはホイール重量が1kgであっても2kgであっても負荷も速度も同じなので、ホイールが軽くても速さには直結しない」というご意見でした。

ホイールの重量自体が軽くなるので脚への不負担が軽減され、結果的に速度アップが見込めるとの認識で書きましたが、その考えかた自体が間違っていたようです。

お詫びして訂正させていただきます。

 

管理人

 

速度維持が楽になる

ここまでいろいろな事例を上げていくと、だんだんお分かりかと思いますが、速度維持も楽になります。

私も過去に地元の自転車屋さんのイベントで100kmのサイクリングイベントに参加した事がありますが、そのイベントはロードレースで上位入賞経験がある上級者から初心者まで様々なスキルのサイクリストさんが参加されますが、トップ集団ともなると速度域がまるで違います。

当時私は初心者でしたので、勿論先頭集団に付いていくというのは無理な話であり、当時のホイールはシマノの廉価版ホイールRS010という鉄下駄(前後で約2kgの重量)でした。

後から先頭を走っていた人に聞いた話では、初心者チームがようやく27~28km/hでやっとこさ走っているところを先頭集団は時速40km/hで走っているという事実。

同じ人間なのに、どうしてこうも違うのか?。

勿論、日頃の鍛え方が違うので体や脚の造りも違うでしょうし、心肺能力も違います。

初心者の場合、廉価版のロードバイクに廉価版のホイール、筋力も発達していなくて心肺能力も低い状態です。

一方のベテランの場合、高級ロードバイクにカーボンの軽量ホイール、体は数十年もバイクで鍛えているので造りが違います。

この2者を比べた場合、明らかに速度域での差が出るのはごくごく普通のことではありますが、初心者がいきなり上級者との差を縮めようとしても無理な話です。

しかし、何とかして少しでもその差を縮めたいとした場合、ホイールの軽量化に絞って行えば、現在のレベルでも少しばかりの巡航速度を上げることは可能と思います。

要するに、本人は肉体的な努力はしないまでも、ちょっとした金銭的な努力をすることで劇的にその パフォーマンスを上げられる という事です。

 

 

向かい風に強くなる

最近の軽量ホイールはエアロスポークと言われ、スポークの組み込み方を工夫しスポーク1本あたりの強度を上げてスポーク全体の本数を減らすことで、トータル的に風の抵抗を減らすように設計されています。

風の抵抗が減るという事は、追い風も去ることながら向かい風にも強くなるという事です。

ディープリムと言われる深いリムのホイールは、軽量ホイールの中でも特に向かい風にも強いとされデザイン的にもとても人気のあるホイールですが、横風を受けた時にバイクを持っていかれるというデメリットもあります。ディープリムは基本的にカーボン素材のモデルに多く、高価なものが多いです。

 

 

自動車で考えてみても

話は多少逸れますが、自動車で考えてみます。

自動車の場合は自転車と違い4輪になるので、2輪車以上に様々な要素も絡み合ってくるのですが、やはりアルミホイール(軽量ホイール)の存在は侮れません。

クルマの場合は、サスペンションからタイヤに掛けての、いわゆる ”バネ下重量” を軽くする事で運動性能が飛躍的に上がるとされています。

一般的には社外のアルミホイールに交換することはドレスアップ的な要素のほうが強い傾向にありますが、アルミホイールと一言で言っても種類も様々で、純正品よりも社外の高級ホイールのほうが高性能だったりします。

純正品は限られたコスト予算のギリギリで作られているため、材質もデザインも、総合的なスペックも半ば犠牲にしながら製造されてユーザーの手に渡ります。あとはご自由にどうぞ状態です。

クルマの性能を少しでも上げたい、ドレスアップしたいと思う人は社外のアルミ(ホイール)を買いますが、主婦や仕事でクルマを使っている人は純正品をそのまま使います。

いわゆる「クルマなんて走ればいいや.....」というユーザーの場合は、社外のホイールなんて無縁の世界です。

 

これをロードバイクに当てはめてみると、確かにちょっとサイクリングに使う程度とか、ダイエット目的で有酸素運動に使いたいというライトなユーザーさんであれば軽量ホイールに交換という選択にはならないでしょう。

 

 

軽量ホイールを求めるユーザーはどんな人?

ロードレースで好成績を残したい

まさに一番理にかなった軽量ホイールユーザーの大半は、はやりレース使用される方かと。

ライバルと実力が拮抗していれば、機材の性能勝負になることもしばしば。

そんな時にライバルは軽量のホイールで、自分は鉄下駄のホイールだったために、勝てるはずのレースを落としてしまったのならば、それは後悔の嵐でしょう。

レースなどの会場で周りをよく観察すると、約5割の方は軽量ホイールに交換しているようにも見えます。(←実証はありません、感覚です....)。

 

ヒルクライムレースでタイムを縮めたい

ヒルクライムは軽いほうが有利です。

自分の体重も軽くしなければならないですが、機材もある程度の軽量化を図ったほうが好タイムを期待出来ます。

ホイールの軽量化については数百グラムの軽量化には留まりますが、実際には数百グラムの軽量化以上の恩恵が得られます。

先述したとおり、重力に逆らって登る坂道。ホイールを脚力で回転させて自重とロードバイクの重量を頂上まで運ぶのです。ホイールが軽ければその分脚に係る負担を軽減することが出来ます。

足に掛かる負担が軽減されれば、その分タイム短縮も期待出来ますし、軽くなった分脚を残すことが出来るのでその余力で最後にスプリントを掛けられるかも知れません。

 

ロングライド・ブルベで楽をしたい

ロングライドやブルベはとにかく長い距離を走ります。

長い距離を走るということは、それだけ脚も使いますしカロリーも消費します。

ホイールが軽ければ脚に掛かる負担を最小限に留める事が出来ます。

ホイールの選択さえ間違わなければ、ロングライドでもヒルクライムでも様々な用途に一つのホイールを使い回す事も出来ます。

 

 

ホイール選びは慎重に

当たりまえですが、軽量ホイールに交換するのですから基本的には軽いものを選びます。

様々なレビューやインプレッションを見ると、その人がどんな使い方をするためにどのホイールを選んだのか?という視点でレビュー記事を読み漁っていくと、やがて自分に合うホイールが見えてくるようになります。

購入する際は、まず自分の予算をしっかり決めます。

目安は5万円、10万円、15万円。

始めてホイールを購入する際を考えると、いきなり15万円オーバーの予算というのは余程のお金持ちさんでもない限り、ちょっと有り得ないので大体10万円までが一つの区切りですかね?。

 

失敗しない購入のためのアドバイスとしては、

各社各モデルともに、素材、性能、価格、デザイン、用途など、それぞれ違うので、自分の使用目的に合ったものをとことん悩んで購入されたほうが良いかと思います。

予算、使用目的を明確にして、デザインで選んだほうがより正確かも知れません。

恐らくロードバイク本体の次に高い買い物になるでしょうから、くれぐれも慎重に!。

とりあえず来週のレースで使いたいから、Amazonでポチッ!とやってしまってあとで後悔しないようにしましょうね......笑。

 

 

 

軽量ホイール交換を自分でする!?

もしもホイールを自分で交換をするのであれば専用のトルクレンチも必要になります。

トルクレンチ40n計測出来るモデルが必要になるので、最低でも1万円程度します。工具に1万円も捻出出来ないという方は自転車屋さんにお任せしたほうが良いかも知れませんね。

このように工具を揃えるだけでも結構お値段が張ります。

しかし、工具類は一度揃えてしまって大事に使えばほぼ一生モノです。

購入当時は「高いなぁ~」って思うかも知れませんが、半年もすると当時の高かった値段も忘れてしまっているものです。

自転車屋さんに頼んで余計な工賃を取られるのと、自分で好きな時間に作業して安価で済ませる、どちらが良いか?を考えてから決断しましょう。

 

 

軽量ホイールを買い足す以外なメリットとは?

軽量ホイールを購入する際は、ホイールのみ購入し現ロードバイクのパーツをまるごと移植という方も多いでしょう。

クリンンチャーホイールの場合はチューブも使用しますが、もしもご予算に余裕があるのでしたら、チューブ2本とタイヤも新品で容易するほうがベストです。

 

タイヤ1本約5,000円×2本、

チューブ1本約1,000円×2本、

リアスプロケット(105)5,000円、

自分で交換する場合、専用工具約4,000円。

以外にどんどんお金が出ていくのです。

願わくばリアのスプロケットもですね。

スプロケも105だったら5,000程度ですので、それほど出費が痛い訳ではありません。

こうして新たにタイヤ、チューブなどのパーツを購入した場合の最大のメリットは、ホイールのセットがもうワンセット出来上がる!という事です。

完成車に付いてきた鉄下駄(重いホイール)とタイヤはそれほど高価なものではないはずですが、それをホイールに組み込んだままだ飾っておくと、いざという緊急時の予備パーツとして機能するのです。

そのいざという時がレースの出走前かも知れませんし、サイクリングイベント当日の朝かも知れません。

そんな忙しい朝に、いちいちチューブとタイヤごとホイールを移植している余裕があるかどうか?。

もしくはそれがあなたの友人や先輩後輩かも知れません。

私も遭遇したのですが、とある100kmを走破するサイクリングインベントで、スタート直後スポーク破損によりリタイヤされた方が居ました。

「誰か11速付きの予備ホイール持ってないですか?」ってなったんですけど、

誰しもそんな用意周到な人はおりません。

でも、そんな時にこのような予備を持ち合わせていれば、誰かの約に立つことも可能です。

 

また、鉄下駄は言うまでもなく重いわけですから、練習用と割り切って練習用として使うのが一番かも知れません。

軽量ホイールは本番用に大事にとっておくと、長く使えるでしょう。

 

 

とりあえず私のおすすめホイール

予算5万円前後で選ぶのなら、私は間違いなくカンパニョーロのZONDAをおすすめします。

 

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カンパニョーロのモデルの中でも一番の入れ筋モデルで、ユーザーから圧倒的な支持を得ているホイールです。

まさにカンパニョーロという一流ブランドの名前を通り越して、”ZONDA"という商品名が独り歩きしているとも言えます。

 

カンパニョーロの数あるラインナップの中で5万円台で交換出来るホイールであり、他メーカーの軽量ホイールと比較しても投資した金額に対しての効果が最も分かりやすいと言われています。

つまり、投入した費用に対して、最も満足感が得られるホイールであるという事です。

 

軽量ホイールの世界は、残念ながら高いものを購入したからとてそれ相応の満足感が得られるとは言い難いのが現状です。

仮に、ZONDAを通り越して15万のカーボンクリンチャーホイールを購入したからとて、ZONDAの3倍の性能差と満足感が得られるか?と言えば、答えはNO!です。

だから他の方のレビューや比較サイトでしっかりと吟味しなければならないのです。

むしろ、バイク本体よりも品定めが得られないのが軽量ホイールの世界ではないでしょうか?。

 

そんな中でもZONDAは、前後で1,550gという驚異的な軽さです。

完成車に付いてくる鉄下駄ホイールの重量は一般的に2kg程度ですので、ZONDAに交換すると約450gの軽量化が図れます。

このたかだか450gホイールが軽くなった事による効果は、今まで書いてきた通りです。

 

 

 

ZONDAのみならずカンパニョーロ特有のデザインでもありますが、リアホイールのスポークを3本づつまとめて配置するG3組と言われる独特の組み方が特徴です。

ヨーロッパという土地柄から来る?ものなのか、まさに”機能美”とも言える美しいデザイン。

そして美しいばかりが特徴に思えるZONDAですが、性能も折り紙付きです。

フロントのホイールはスポークの数が全部で16本。数ある鉄下駄に比べても圧倒的にその本数は少ないです。

スポークの数が少ないとその分風の抵抗を受けませんし、正面からの風の整流効果も高いわけです。

整流効果が高いというのは特に向かい風のシチュエーションにおいて、正面から来る風が後ろに抜けていく音がしますのでとても分かりやすいです。

プロの選手が練習用にZONDAを使用しているという話を聞くと、ZONDAがどれだけのサイクリストから支持されているのかがわかりますね。

 

購入後の一晩は、ダンボールから取り出しでそのまま布団で一緒に寝たいくらい美しいです、ホントに!。

 

ホイール単体で購入出来る5万円台ホイールとしては、当サイト一番オススメのホイールです。

 

 

まとめ

今回は軽量ホイールについて、その効果をまとめてみました。

 

数十万のロードバイクを購入した直後に5万円も捻出してホイールを購入するというのは、ちょっとばかり厳しいかも知れません。

しかし、様々なサイクリングイベントに参加したりヒルクライムレースに参加していくうちに、自分の弱さをパーツで補うことへのこだわりに目覚める瞬間もあります。

それは、人に勝ちたいと思う人間が誰しも持つ純粋な闘争心であったり向上心なのかも知れません。

そんな意味でも軽量ホイールに交換するというのは、それだけ効果が期待出来る、実感出来るパーツでもあります。

交換するだけで速く楽になるのです。

 

是非、お金に余裕が出たら検討してみてくださいね。

 

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  • B!