栗駒~焼石ホットラインイベント
2019年6月、岩手県で新たなロードバイクイベントが開催されるようです。
12月8日の岩手日報の記事によると、一関市と平泉町、奥州市の3市町村観光関団体やなどを集めた実行委員会が、2019年の6月に同市結ぶ市道 「栗駒焼石ほっとらいん」 を活用したサイクリングイベントを開催することが決まったようです。
ロードレースやヒルクライムレースではなく、制限時間を設けてのロングライドイベントになるようです。
一関市厳美町の骨寺村荘園交流館を発着点として、約85kmのロングコースと約45kmのショートコースに分けて募集を掛ける見込み。
左のルートラボ地図では、新聞に記載のあった栗駒焼石ほっとらいん(全長15.4km、標高際198m)のコースのみ抜粋して掲載していますが、これはルートの一部と思われます 。
ロングコースは、地図のルートに加えて胆沢ダムや温泉施設などを経由して地域でも有数の景観を楽しみながらライドできるコース選定するようです。
ショートコースは世界遺産などを巡るルートも検討されているようです。
募集人員は約200名。規模としては県内の自転車イベントでは中規模に当たりますでしょうか?。
県内のサイクリングイベントとなると、ツールド三陸やみちのく岩手雫石ライドに次いで大きなイベントに成長して欲しいと願うところです。
イベント日程は6月30日を予定しているとの事で、今年3月から募集を始めるとのことです。
ただ、気になるのは開催日が6月30日。北上夏油ヒルクライムの1週間前であって東北は梅雨の真っ只中。今年2018年開催の夏油高原ヒルクライムも雨に見舞われて散々たる結果に終わっていますので、同様の天候でDNS者続出とならねば良いのですが.....。
個人的には沿岸に住むものとして内陸のコースを走る機会というのはなかなかありませんので、開催の案内が来たら間違いなく参加の方向で準備をします。
岩手県のロードバイクイベント
岩手県で行われるロードバイクのイベントは主に、ヒルクライムレースとファンライドイベントになります。
5月 おおつち新山ヒルクライム
7月 きたかみ夏油ヒルクライム
9月 八幡平ヒルクライム
レースは全3戦。
ファンライドイベントは9月に岩手みちのく雫石ライドとツールド三陸がありますが、このファンライドに栗駒焼石ホットラインが加われば、サイクリストにとってはとても充実したイベントになるのでは無いでしょうか?。
地域活性化と震災を風化させない取り組み
地元自治体を中心にして民間の団体や個人含め組織されるこのようなイベントの運営委員会。
大会当日のイベント時には、多くのボランティアスタッフを必要とします。
岩手県内で見てみても、大槌のしんやまヒルクライムや陸前高田のツールド三陸などのイベントは、震災を風化させないように復興状況や取組を内外に発信するという枠割も担っています。
宮古市や釜石市はこのような大規模なロードバイクのイベントはないものの、それぞれ宮古サーモンハーフマラソン、仙人マラソンやはまゆりトライアスロンなどの開催を有しています。
岩手県ではないですが、お隣の宮城県では牡鹿郡女川町で2018年から開催される事になった 牡鹿半島ファンライド というイベントも、やはり東日本大震災で被災した女川町がステージとなるサイクリングイベント。
私の運営する別ブログですが.....
このように、被災地で大規模なスポーツイベントを開催するというのは、震災を風化させない、そして、震災からの復興状況を内外に発信するという意味では非常におおきな役割を担っているように思います。
今回の栗駒焼石ほっとらいんのイベントで使われるコース上には、平成20年に発災した岩手宮城内陸地震(M7.2)で被災した祭畤大橋などを経由するようですので、きっとこの岩手宮城内陸地震を風化させない取り組みも含まれていあるのでは?と推測します。
同大橋は現在では震災遺構として現存しており、震災の大きさを訪れた方々に示している重要な枠割を担っています。
お恥ずかしながら私も未だ行ったことが無いので、このイベントを通じて発信出来る事があれば、私が運営する他のブログでも内外に発信していければと思います。
震災を風化させない取り組みとしてこのイベントが行われるのであれば、自分の趣味であるロードバイクのイベントに参加できるというのはとても意義のあることだと感じます。
まとめ
まだまだ情報不足で新聞に載っていた情報しかお伝え出来ませんが、今後新たな取組等が分かればこのブログでも発信していきたいと思います。
それでは。