太っているよりは.....
アスリートにとって大事なこと、それは体重管理です。
特にボクシングや柔道、レスリングでは、階級ごとに体重制限が設けられているので、試合当日に万がいち体重がオーバーしていれば試合に出られらくなってしまいます。
ロードバイクに至ってはそこまででは無いですけど、見た目がちょっとぽっちゃりだとロードバイクに乗っていてもあんまりかっこよくない(自分が)です。
夏場の半袖短パンジャージだと、ポッチャリが特に目立つんですよね~。
自転車乗りと聞いて真っ先に思いつくのが、痩せた上半身で下半身はムッキムキの筋肉質というイメージが想像出来ます。
私はこれまで幾度となく自転車、特にロードバイクはダイエットにおける有酸素運動に効果的なスポーツである、と言い続けて来ました。
ただ、やみくもに有酸素運動のためにロードバイクでガンガン走ったら良いか?というと、それもちょっと違うな.....というのを最近みつけました。
自重を減らす、つまり、ダイエットをしてウェイトを減らすのであれば、同時に食事の管理、特に糖質を宣言しなければ絶対に痩せません。
詳しくは上記の記事リンクをごらん頂ければ分かると思います。
ヒルクライマーにとって大事なこと
持久力
ヒルクライムレースにおいて、距離10km以上、勾配5~6%の山道をひたすら登り続ける場合、持久力は無視出来ません。
スポーツ科学で言うところの持久力とは、「持久力を疲労に抵抗する有機体の能力」ということらしいが、これを聞いただけでは「なんのこっちゃ!?」って感じですね。
分かりやすく言うと、「出来る限り長時間一定の負荷を維持出来る能力」ということです。
ロードバイクでもスプリントであれば、持久力よりも瞬発力(脚力)や心肺能力のほうが重視されがちですが、とかくヒルクライムはこの持久力と心肺能力を特に重視しなければならないと(個人的に)考えます。
確かに脚力も大事ですけど、ヒルクライムで使用する筋肉は速筋よりも遅筋が重視されるでしょう。
数百メートルで勝負が付くわけではなくて、20キロ弱の山岳をえっこらえっこら登るのですから、やはり最重要視するのは持久力です。
脚力
脚力はスプリントのほうが...と先述してはいますが、だからといってヒルクライムでは脚力は使わないか?と言えば決してそうではありません。
もしも、ゴール手前で脚が売り切れてしまったら、もうペダルを回す事が出来なくなってしまいます。
ヒルクライムに必要な筋肉はヒルクライムでしか付かないか?と言えば、そうではありません。
ヒルクライムで使用する筋肉は、基本的に平坦地を走る時に使用する筋肉と一緒ですから、平坦地を多く長く走るだけでも十分に筋肉は育ちます。
初心者は特に、自転車用の筋肉がまだ備わっていない状態のうちに、ヒルクライムばかりやっていては駄目です。
辛いのに慣れている人だったら良いですが、疲れて嫌になってしまっては大変です。
平地を長くゆっくりでも良いからペダルを回す事で、次第に必要な筋肉が備わっていきます。
心肺能力
心肺能力を鍛えるにはインターバルとレーニングが有効です。
これ、とてもしんどいです。
例えば、100mのダッシュ×1本のあと1分の休憩、これを10セットなどとセット数を自分で決めて行うトレーニングです。
全力走、休憩、全力走、休憩を繰り返す事で心肺が鍛えられます。
家の近所に500m程度の走りやすい直線道路があれば、良いトレーニング場所になりますね。交通量も少なくて風の影響が受けづらいような場所であればベストです。
もしも、そのような環境に乏しい場所でしたら、室内で固定ローラートレーニングのほうがリスクが少ないと思います。
軽さ
最後に軽さですが、これはポッチャリである私管理人が、今シーズンに苦労してきた項目の1つです。
まず、シーズン中は1台しかない重量11kgのクロモリロードバイクにポッチャリヒルクライマーが乗ってヒルクライムをしていました。シーズン序盤はタバコも吸ってました。結果はボロボロです。
まぁ、遅かったですね。
今もそんなに変わってない!?ですけど.....汗。
しかし、シーズン中に重力7.8kgのフルカーボンエアロバイクを購入し、禁煙もして、トレーニングをし続けた結果、シーズン中のレースタイムを7分短縮するなど、結果も出ています。
但し、自分の体重は減らすことが出来ませんでした。
格闘系以外のスポーツにとって、軽さは武器です。
特にヒルクライムは軽ければ軽いほど、有利にレース運びを行うことが出来ます。
自重が一番厄介である
ヒルクライムとは、自転車の重さ+自分の体重 を重力に逆らってロードバイクで頂上まで運ぶスポーツです。
体重60kg + バイク8kg = 計68kg
体重70kg + バイク8kg = 計78kg
結果は言うまでも無いですね。
重量が軽ければ、そのぶん脚や心肺に掛かる負担を減らす事が出来ます。
重力が重ければその逆で、心肺と脚に負担を掛けます。
ロードバイクを買い換える、もしくは105をアルテグラにするなど、それなりのお金を投資すれば軽くすることが出来ます。
しかしながら、自分の体重はレースの1ヶ月前からいきなり10kgの減量となると、そんな簡単には行きません。
食事制限をすれば10kgとはならずも、多少の減量は可能でしょうが、無理な減量は筋肉まで落としてしまいかねません。
レースの直前にそんな事をしたら危険です。
なので、シーズンの幕開け時にはベストなウェイトでベストなコンディションで望めるよう、日頃の体重コントロールがとても重要になってきます。
太るのにも痩せるのにもお金が掛かる
ロードバイクは金を掛ければ軽くなる。
なんか、汚い言葉というか、汚い考え方ですが事実です。
一方の体重も、お金を掛けてライ○ップに通って結果をコミットしてもらえば可能でしょう。
しかし、太った体になってしまった自分は、今まで食べものに投資をした結果、肥満という結果が返ってきた訳です。
太るのにもお金が掛かる、そして、痩せるにもそれなりにお金が掛かるものです。
ちなみに、ライ○ップさんはフルカーボンのロードバイク(例えばピナレロのPRINCEとか)が買えるくらい掛かるそうですよ。
そんなジムに金を掛けるんだったら自分で痩せて新しいバイク買ったほうがマシです。
お金もちの方は別として、ロードバイク乗りにライ○ップは必要ないですよね。
まとめ
ヒルクライマーにとって、自分の体重というのは実はロードバイクよりも気にしなければならない事なのかも知れません。
2018年のシーズン、私が同年代の選手のパフォーマンスについて行けなかったのは、自分の体重コントロールが出来ていなかったからです。
ダイエットはしていましたが失敗の連続でした。
だからロカボダイエットに取り組む事にしました。
5キロ10キロの余分なお肉をバイクと一緒に頂上まで運ぶか、それとも余分なお肉は家に置いてくるか、どちらがいいパフォーマンスが出来そうでしょうか?
ダイエットで悩んでいる皆様、是非2019年のシーズンまでにベストな体重に生まれ変わって、いい記録が残せるようにこの冬のトレーニング、頑張りましょう!。
それでは。