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十和田湖ヒルクライム コース試走してみた

2019年10月5日




目次

十和田湖ヒルクライムについて

北上市の友人Kanさんに教えてもらって初めて知った十和田湖ヒルクライム。

私が知る限りでは始まりは2013年ごろから?でしょうか、間違っていたら情報提供お願いします。

 

通常のヒルクライムレースは、開催する県または市町村のサイクリング協会と地元自治体の主催によって行われる事のが普通です。

県内外から多くのサイクリストを呼び込む事が可能なヒルクライムレースは、エントリー代、協賛金、宿泊施設飲食店など地元にもそれ相応のお金が落ちますから、町おこしや観光振興などの一翼も担ってくれるので自治体もここぞとばかりに気合を入れるわけですね。

市民マラソン大会などもそうですが、大会委員長が地元の首長さんなのはそのためです。

 

しかしながら、この十和田湖ヒルクライムは違います。

地元の自転車好きの皆さんがボランテシアで集まって、100人規模の選手を集めるヒルクライム大会を自分たちの力だけで運営しているのです。

そして、そのメイン会場となるのが、青森県での有数の観光スポット 十和田湖 というわけです。

こんな話を聞くと、サイクリストとしては応援したくなってくるのも事実。

 

私も当初は蔵王坊平ヒルクライムを断念した経緯から、こちらの十和田湖ヒルクライムを参加の方向で検討していましたが、結果、色々あってDNSとなりました。

結局、2019年のレースは、9/22(日)に終わってしまいました。

 

来年こそは出たいと思いつつも今年のうちに試走でもしてみようと思い、先日走ってきましたので、本記事ではそのコースのレビューなどしてみたいと思います。

 

 

十和田湖ヒルクライムとは?

地元の有志の方々による手作りヒルクライムレース。

 

紹介動画です。

 

ウェブサイトをみたところでの判断ですが、「自治体などが開催するヒルクライムレースと遜色無いようなクォリティーの高いヒルクライムイベント」という印象。

リザルトのタイムを見てもレベルかなり高いです(TOPは.....ですよ)。

大会本部の設置やボランティアスタッフによる運営、ゼッケンの配布など。

計測はチップでしょうか?。そこら辺は出てみないと分かりません。

 

ちなみに2019年の開催は9月22日(日)でした。

蔵王坊平ヒルクライムの1週間前ですね。

もしかして、両方参加された方も居たのでは?。

 

さて、肝心のコースですが、十和田湖周辺の国道102号線の一部区間を利用してのヒルクライムレースとなります。

 

<コースデータ>

全長:  12.5km

獲得標高:747m

平均勾配:6.0%

 

のコースでタイム計測します。

この数字を見た瞬間、大槌の新山ヒルクライムと似たようなコースであることがわかります。

因みに、おおつちは、

全長13.1km、獲得標高864m、平均勾配6.4%

です。

数字的にはおおつちのほうが若干キツそうに見えます。

十和田湖に比べ大槌は、全長プラス600m、標高プラス120UP、平均勾配プラス0.4%。

でも、実際に走ってみないと何とも言えませんね。

コースレイアウトも地形も違うわけですから、実走しないと足に掛かる負担も計り知れません。

コースが穏やかでもその分ハイペースなレースとなれば、表彰台に立つようなTOP集団の方々の場合の運動強度はそれなりのものとなるように思います。

もちろん、これは全選手にも言えることになりますが...。

 

十和田湖温泉郷の一角がメイン会場(集合場所&駐車場)となります。

十和田湖スキー場駐車場です。

 

冬にはかなりのスキー客が訪れるのでしょうか?かなりの敷地面積です。

普通車でも300台くらいは停められそうです。地形が湾曲しているのもありますが、向こう端が見えないです。

この地点からヒルクライムのスタート地点まで南西方向に約4km。国道102号線を経由して向かいます。この区間は事実上パレード区間的な感じになるのでしょう。

途中には ”渓流の駅おいらせ” や 星野リゾート などもあるので、ちょっとしたリゾート気分も味わえます....笑。

 

 

<スタート地点>

この写真の奥側が進行方向となります。

交通量は少なめで周囲に民家や商業施設などもありません。もちろんトイレも.....。殆ど山の中です。

ヒルクライムのスタート地点にふさわしく、木々が生い茂っていて日光を遮ってくれてます。

 

反対側から

スタートラインはこの橋が目印です。

 

大会本部作成のルートラボのコースは下記の通り。

■ルートラボ

余談ですが、ルートラボのサービスは来年2020年の3月で終わってしまうようですね。

ルート作成やシミュレーションについては、Garmin ConnectやStrava、Google Mapでもある程度出来ますけど、細かいところに気が利かないのでちょっと不安です。

やはりルートラボ最高です。

ルートラボ、このままGoogleで引き継いて貰えないですかね?。

 

 

コース全体の印象

スタート直後の約3kmは緩やかな4~5%勾配が続きます。

とても走りやすい。でもここである程度タイムを稼いでおかないとタイムの短縮は難しそうです。

ところが、3kmを過ぎると7~8%勾配がしばらく続きます。

確かにここの平均勾配は6.0%ですから、スタート直後になだらかな斜面が3kmも続いたのならばあとの区間の勾配はそれ以上ということになりますね。

ただし、岩手のおおつちのように最大斜度15%とかいう激坂はコース上にはありません。

サイコン目視でも、高くて10%程度ではなかったかな!?。

全体的にキツイというよりは、後半になるにつれて平均勾配が徐々上がっていくというような印象。

特にゴール前の約5kmは7~8%区間で、私のような貧脚では到底ペースアップなんて出来ません......涙。

途中、ほんのちょっと足休めがありましたが、基本ほとんど登りっぱなしと考えたほうが良さそうですね。

 

下記データは、当日実走したときのグラフです。緑が勾配、青の実線が速度です。

前半は快調に速度維持していますが、13分付近で一気に失速しています。

 

そして、スタートから7km地点の終盤に差し掛かったあたり、コースで唯一のT字路があります。

 

左折すると十和田湖畔方面、有名な乙女の像がある休屋があります。

十和田湖で一番賑わっている場所であり飲食街やお土産やさんでひしめいています。

2016年に家族で行ったときに撮ったやつですけど.....観光地としても十和田湖って良いですよね。

 

 

 

 

湖に奥入瀬渓流の二本立て.....なんと贅沢なのでしょうか。

 

 

 

 

おっと、このまま行くと旅行ブログになりそうなので本題に戻ります。

 

十和田湖ヒルクライムなので、もちろん十和田湖をえぐるようにコースを回るものとばかり思い込んでいたので、右に曲がらなければならないものを左に曲がってしまいました。

ヒルクライムに行ったくせに、実は旅行気分だったのか!?

 

よって、このT字路は右に曲がるのが正解です。

このルートも数年前にクルマで走ってるんですけどね.....。

でも、ヒルクライム中って余裕がないんですよね~。

確かに十和田に向かう前、特にヒルクライムに参加しようかどうか一人で悶々としていた時点では、十和田湖ヒルクライムのウェブサイトをくまなくチェックしていました。もちろん、コースも。

ルートラボやGoogle Map、Garmin Connectでのルート作成までをも行っていたにも関わらず、何故コースを間違えたのか。

地図は上から見るように出来ていますが、実際に走るコースはそうはいきません。2Dの世界観で地図を確認しても自分が置かれている世界は3Dなので、実際にコース上に分岐点があっても気が付かないものなんでしょうか?。いや、ただこれは自分がおバカなだけです.....恥。

冷静に考えればわかることなんですが....。

あ~情けない。

もちろん、今回はGarminで事前に計測区間のルートを作成してサイコンにダウンロードし、ナビを駆使してのライドでしたが、その作成したコースが途中から小道をライドするようにトレースしていたため、途中から”オフコース”の表示のままとなり、全く機能しませんでした。

作成したナビのコースからして間違っていたのですから世話はないですね、反省。

 

 

実走結果

■Garimin Connect

下記のGarimi Connectのデータは遠征当日の実走データですが、あろうことかコース途中でコースアウトしてしまいました。

ちょうど画面中心で右下方向に伸びている赤の実線がそれです。

よって正規の計測区間データではありませんので、お役に立てないと思われます。

全長   :12.5km
獲得標高 :747m
平均勾配 :6.0%

 

先述の通り、コース途中でオフコース。

正規の計測区間よりも1kmほど多く走ってしまいました。

大会本部発表のデータと実走したデータの距離を参照して頂ければ分かると思われます。

来年のためにコースデータ収集のために片道4時間も掛けて青森まで行ったのに.....

何てこった!!。

個人的な目標としては、1時間00分で1時間切りを果たしたかったところですが、今回は叶いませんでした。

12.5kmの区間を1時間で走り切るには、平均時速で13.0km/hを維持しなければなりません。

もっとも13.0km/hを維持出来れば、57分台でフィニッシュ出来る計算です。

しかし、今回の管理人の平均時速は実走データ上では12.3km/hでしたが、先述の通りコースアウトした1kmがダウンヒル区間で一時的に速度が上がっているので、実際の平均時速はそれ以下です。

 

 

 

10月にリベンジライド行ってきます

この通り大幅なコースアウトもあって、正確なコースデータと自分のタイム計測が出来なかった事、これではガソリン代と時間を掛けて青森まで出向いた甲斐がありません。

なので、今月10/20(日)、天気が良ければ再チャレンジしたいと思ってマス。

早朝出発して十和田湖1周とかも面白そうですね。

ヒルクライム計測区間でしっかりタイム計測しつつ、せっかく行ったついでに十和田湖1周。十和田湖の外周は1周約50kmあるそうですので、ヒルクライムコースを含めるとトータルで70km走る算段になりますが、70lmなら流しでも3時間程度で走れますね。丁度いいライド距離であると思われます。

せっかく他県を走るチャンスですから十和田湖を満喫せねば。

いや、GoProとかあれば、動画とか撮りたいんですけどね。

それはYoutuberになってから.....笑。

 

ただ、十和田湖周辺は十和田湖高原や八甲田などの山々に覆われている地形のため、獲得標高もそこそこです。

 

スタート地点はヒルクライムレースと同じ十和田湖スキー場駐車場からスタートして、ヒルクライムコースを走りタイムを図りつつ、そのまま十和田湖を1周する計画。

その駐車場からヒルクライムコースまでの約16kmを余計に走るので、実走は70km超になりそうです。

<コースデータ>

場所:青森県十和田市大字法量
距離:71,6km
最大標高差:804m
平均勾配:5,4%
獲得標高:1,411m

時速20lm/hペースで計算しても、3時間30分で走り切る予定です。

午前8:00にスタートすれば、途中の休憩時間を考慮してもお昼ひは解散出来るのでは?と思います。

 

当日ご予定のない方、10月20日(日)一緒に十和田を走りませんか?

 

10/13追記

10月20日、十和田湖畔を走る予定としておりましたが、当方急遽の仕事が入ってしまいました。

残念ながら十和田に出向くことが出来なくなりました。

10/13現在、一緒に走ってくれる方の問い合わせ等ありませんでしたので逆に安心していますが、もしも予定を立てて下さっている方がおりましたら事情は上記のとおりとなりましたのでご案内致します。

 

 

 

 

まとめ

今回は十和田湖での試走について書いてみました。

あのT字路さえ曲がり損ねなければこんな事にはならなかった.....。

でも、シーズン中にもう一度十和田湖を走るいいきっかけが出来ました。

20日に再チャレンジしてきます。

前回記事のように、我が家にミニバンがあったのなら家族も連れて行くんですけどね。

泊まりで行っても面白そうですね。

 

最後に....

実際に9月に行われたヒルクライムレースのリザルトでは、位の方で32分50秒とのこと。速い!。

公式ウェブサイトはこちらです。

自分の目標はなんとか1時間切りが出来れば良いかな?と。

試走では1km多く走ったとはいえ、タイムは1時間7分でしたのでちょっとギリギリです。

しかも、オーバーした区間はダウンヒル区間で平均速度が上がりましたし、オフコースに気づいてコースに復帰する際にはサイコンのカウントを止めました。

なので、実際にはダウンヒル区間のタイム約2分程度しか加味されていない。つまり、ガチで走っていたとすると、1時間5分掛かっていたことになる。

当日は体調も良くなかったので....とか言うと言い訳になりそうなので、黙って再チャレンジしたところで結果を出して来年に備えたいと思います。

それでは。

 

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